海外 2011.05.02

ノーサンプトンがハイネケンカップ決勝進出 欧州最強かけレンスターと激突へ

ノーサンプトンがハイネケンカップ決勝進出 欧州最強かけレンスターと激突へ

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 ラグビー版“チャンピオンズリーグ”ともいわれるヨーロッパ大会の最高峰「ハイネケンカップ」は1日、準決勝第2試合が行われ、ノーサンプトン・セインツ(イングランド)がペルピニャン(フランス)を23−7で破り、11シーズンぶりのハイネケンカップ制覇に王手をかけた。準決勝もうひと試合ではレンスター(アイルランド)がすでに勝ちどきをあげており、5月21日にカーディフ(ウエールズ)のミレニアムスタジアムで行われる決勝戦で欧州最強クラブチームが決定する。
 地元ミルトンキーンズで戦ったノーサンプトンは、パワー、スピードでペルピニャンを圧倒した。スクラムなど、FW戦で優位に進めると、自慢のBK陣が攻撃力を発揮し、前半14分にFBベン・フォーデン、30分にはCTBジョン・クラークがトライ。SOスティーヴン・マイラーもキックで着実に点を重ね、前半だけで20点を奪った。
 一方、後手に回ったペルピニャンは、32分にWTBジュリアン・キャンデロンが危険なプレーで一時退場となり劣勢に立たされたが、38分にラインアウトからモールで押し込み、HOギレム・ギラドのトライで7点を返す。
 後半、追いつきたいペルピニャンは得意のモールドライブなどでゴールを目指すが、ノーサンプトンの堅守を崩せず、最終ラインを越えることはできなかった。終始苦しんだスクラム戦では、フランス代表PRの主将ニコラ・マスも、相手1番ソアネ・トンガウイハに完敗。ペルピニャンの初優勝の夢は砕かれた。
 21日の決勝でレンスターが優勝すれば2シーズンぶり2度目の栄冠獲得。ノーサンプトン・セインツが勝てば、1997−98シーズンにリーグ戦でホーム&アウェー方式が導入されて以来、初めて無敗のチームが頂点に立つこととなる。


 

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