【スーパーラグビー・パシフィック】フィジアン・ドゥルアが最終節でレッズに快勝。7位で準々決勝進出の快挙
スーパーラグビー・パシフィックは6月3日にレギュラーシーズンの最終節(2日目)を終えた。
プレーオフ進出のボーダーラインに近いチームにとっては、大事な一戦。
勝敗によって準々決勝進出ラインの8位以内に入れるかどうかが決まるとあって、各チームとも気持ちがこもっていた。
フィジアン・ドゥルアも、そのひとつだった。
同チームはホームのスバにレッズを迎えた。41-17と3トライ差以上のボーナスポイント付きで快勝し、ベスト8入りを決めた。
参戦2年目で6勝し、試合終了時点で7位に。
同日、遅れておこなわれたフォース×チーフスの結果を待たずに次ステージ進出が実現した。
前夜の豪雨は上がったものの、小雨が降る空模様。
1万人を超える地元サポーターの熱気に押されるように、雨はキックオフとともに止んだ。
フィジーにしては肌寒かった。
直前までの雨で芝が滑るコンディションだった。
序盤、レッズが自陣ゴール前でキック処理をミス。ドゥルアのFB。セレスティノ・ラヴタウマンダがボールを押さえて先制トライを奪う。
その後、互いに得点を重ねた。前半は17 -17の同点だった。
後半、開始早々にドゥルアがPGで勝ち越す。
レッズはアウェーの雰囲気にのまれ、モメンタムはドゥルアに傾いていった。
この日のドゥルアは集中力が高かった。
タックルの雨で自陣ゴール前のピンチを防ぐシーンがあった。レッズのノックオンを誘った。
相手の得点チャンスをことごとく消していった。スクラムも押し切る場面もあり、力でも上回った。
レッズはラインアウトなどのミスから失点をした。ドゥルアは好タックルを連発して相手を後半無得点に抑えた。
試合終了前、ドゥルアはNO8チョヴェサ・タマニがインターセプト。そのままゴールに走り込んでダメ押しのトライを決めた。
レッズにとっては、退団が決まっているブラッド・ソーン ヘッドコーチの最後の試合となる可能性もあった。
結果的に8位に滑り込んでプレーオフ進出となったものの、次戦へ不安を残すパフォーマンスだった。
【準々決勝組み合わせ】
※カッコ内はレギュラーシーズン順位
◆6月9日(金) 19:35@オークランド
ブルーズ(3)×ワラターズ(6)
◆6月10日(土) 16:35@ハミルトン
チーフス(1)×レッズ(8)
◆6月10日(土) 19:05@クライストチャーチ
クルセイダーズ(2)×フィジアン・ドゥルア(7)
◆6月10日(土) 19:35@キャンベラ
ブランビーズ(4)×ハリケーンズ(5)