W杯まであと約100日。日本代表に長田智希、木田晴斗、福田健太、小倉順平ら選出。
約100日後に迫ったラグビーワールドカップを大きな目標とする日本代表は、6月12日から合宿(浦安、宮崎)をおこなう予定で、参加する日本代表36人(FW19・BK17)および日本代表候補10人(FW7・BK3)が発表された。
今季リーグワンで新人賞に選ばれたCTB長田智希(埼玉パナソニックワイルドナイツ)や、クボタスピアーズ船橋・東京ベイの初優勝に貢献してベストフィフティーンに選出されたWTB木田晴斗、そして、LO/FLアマト・ファカタヴァ(リコーブラックラムズ東京)、SH福田健太(トヨタヴェルブリッツ)、CTBニコラス・マクカラン(東芝ブレイブルーパス東京)といったフレッシュなメンバーが日本代表に初選出された。横浜キヤノンイーグルスのシオネ・ハラシリも招集され、リーグワンではおもに8番をつけて活躍したが、PRとして期待される。
また、けがなどから復活したSO松田力也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、LOジェームス・ムーア(浦安D-Rocks)、LOヘル ウヴェ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)、WTBセミシ・マシレワ(花園近鉄ライナーズ)、FB/SO小倉順平(横浜キヤノンイーグルス)といった経験豊富な選手も日本代表メンバーに名を連ねた。
主将経験もあるFLピーター“ラピース”・ラブスカフニ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)や、NO8テビタ・タタフ(東京サントリーサンゴリアス)、そして2019年のワールドカップメンバーであるSH茂野海人(トヨタヴェルブリッツ)、WTBレメキ ロマノ ラヴァ(NECグリーンロケッツ東葛)などは日本代表候補として合宿に参加する。
一方で、昨年日本代表の10番をつけたSO山沢拓也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)や、今季リーグワンのトライ王となったWTB/FB尾崎晟也(東京サントリーサンゴリアス)、ベストフィフティーンに選出されたFB野口竜司(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、リーグワンMVPのベテランCTB立川理道(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)、横浜キヤノンイーグルスの4強入りに貢献したSO田村優やCTB梶村祐介、そして日本代表キャップ保持者のLOヴィンピー・ファンデルヴァルト(浦安D-Rocks)、WTBゲラード・ファンデンヒーファー(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)などは、今回のメンバーに名前はなかった。
ジェイミー・ジョセフ ヘッドコーチは、「いかなるプレッシャーの中でも一貫したプレーができる選手ということでこのメンバーを選考しました。浦安合宿ではコンタクトエリアでの攻防におけるタックル精度をナショナルレベルまで引き上げていくことを狙いとし、チーム力をより向上させ、より強固な絆を作っていきたいと考えています。そして、7月から始まる国内テストマッチ、その先に待つ本番への準備を加速させたいと思っています」とコメントした。
日本代表および日本代表候補は6月12日から千葉県浦安市で合宿をおこない、7月3日から1カ月間は宮崎で合宿を実施する予定。
そして、7月8日からは強化試合(リポビタンDチャレンジカップ/パシフィックネーションズシリーズ)にも臨み、ニュージーランド代表の予備メンバーなどで編成されると思われるオールブラックスXVや、サモア代表、トンガ代表、フィジー代表と対戦する。