ブレイブルーパスがダイナボアーズに大勝でBPも獲得。プレーオフ争うイーグルスと勝点並ぶ。
ジャパンラグビー リーグワンのディビジョン1は、第15節に入って各チームともレギュラーシーズン残り2試合となり、上位4チームによるプレーオフ進出を目指す東芝ブレイブルーパス東京は4月14日、秩父宮ラグビー場で三菱重工相模原ダイナボアーズに52-19と大勝、トライ量産でボーナスポイントも獲得し、土曜日に試合を控える横浜キヤノンイーグルスと勝点(48)で並んだ。
ブレイブルーパスは序盤、3カ月ぶりに戦列復帰したSO中尾隼太のペナルティゴール(PG)で先制。その後、ダイナボアーズに最初のトライを許したが、17分、CTBニコラス・マクカランがディフェンスを破ってファイブポインターとなり、再びリードを奪った。
ブレイブルーパスは35分にもゴールに迫ってボールを動かし、FB松永拓朗が相手に詰められプレッシャーをかけられながらもつなぎ、WTB濱田将暉がタックルを外してトライゲッターとなった。
トライ数で3本差をつけてボーナスポイントを獲得したいブレイブルーパスは、前半最後にも攻め込み、5試合ぶりに戦列復帰のCTBセタ・タマニバルがフィニッシャーとなり、24-7で折り返した。
ブレイブルーパスは後半の入りもよく、速いテンポでフェイズを重ねてWTB濱田がトライを決め、リードを拡大。
一方、入替戦圏内からの脱出を目指すダイナボアーズも意地を見せ、50分(後半10分)、敵陣深くに入ると、ラインアウトからモールを組んだあとHO宮里侑樹がショートサイドを突き、インゴールに押さえた。
そして、60分にブレイブルーパスが反則の繰り返しでイエローカードを提示され、直後、数的有利となったダイナボアーズは再び得点チャンスとなり、ラインアウト・モールを起点に、SH岩村昂太が持ち出して近場にいたパワフルなCTBカーティス・ロナがディフェンスを抜け、12点差に詰めた。
しかし、ブレイブルーパスはその2分後、WTB濱田が鋭角に切り込んでゴールへ走りきり、再び流れを呼び戻した。68分には、キックを使った相手の攻撃がつながらず、自陣22メートルライン付近でボールを奪い返すと、FL佐々木剛が力走で大きくゲインし、サポートについていたSHジャック・ストラトンにつないでトライが生まれた。そして、74分にはストラトンがインターセプトからの独走で勝負を決め、ボーナスポイントも確実にした。