セブンズ
2014.07.19
五輪へ向け本気のアメリカ 7人制の名将が同国セブンズ代表HCに就任
昨季セブンズワールドシリーズで8強入り2回、シーズン13位だったアメリカ。ポテンシャルは高い
(Photo: IRB/Martin Seras Lima)
(Photo: IRB/Martin Seras Lima)
2016年リオデジャネイロ・オリンピックでメダル獲得を目指すアメリカが、セブンズの世界的名将をハンティングした。アメリカラグビー協会は18日、イングランド代表とケニア代表で指揮を執ったことがあるマイク・フライデー氏が7人制アメリカ代表の新ヘッドコーチ(HC)に就任すると発表した。彼の良き理解者であるニュージーランド人のクリス・ブラウン氏がアシスタントコーチを務める。
7人制イングランド代表の主将だったフライデー氏は、2002年から同チームの指揮官となり、セブンズ・ワールドシリーズの11大会でカップ獲得、2006年のコモンウェルスゲームズ(英連邦総合競技大会)では決勝に導いた。
その後、ビジネスに集中していた時期もあったが、2012年5月より7人制ケニア代表のHCを務め、2012-2013シーズンのワールドシリーズではウェリントン大会準優勝を含めベスト4入り5回(シーズン総合5位)、昨年6月のワールドカップ・セブンズでも準決勝進出を果たすなど、国際大会で数々の功績を残してきた。しかし、財政的支援不足などでケニアラグビー協会に不満を抱き、2013年7月末にセブンズケニア代表のHCを辞任していた。
現在、ロンドン・スコティシュ(イングランド2部リーグチーム=15人制)のディレクターでもあるフライデー氏だが、同クラブは兼任を許可し、彼のセブンズでの新たな挑戦を応援している。オリンピック出場権がかかる2014-2015シーズンのセブンズサーキットに向け、名将は「USAイーグルスとの新しいセブンズジャーニーを楽しみにしています」とコメントを発表した。