海外
2014.07.05
田中史朗が語る 好調ハイランダーズと日本代表との「練習中の意識」の違い
南半球最高峰スーパーラグビーのハイランダーズに所属する日本代表SH田中史朗が、チームの好調ぶりや自身の去就について語った。
近年は不振にあえいでいたチームだが、今季は7月5日現在、2試合を残してニュージーランド(NZ)カンファレンス5チーム中で2位と好位置につけている。12年ぶりのプレーオフ進出(NZ、オーストラリア、南アフリカの各カンファレンス1位と、その他の上位3チームによる)に向け、全体の雰囲気は「いつもと変わらないけど、集中しようという感じはあります」とSH田中は言う。6月21日まで約3週間、日本代表に帯同した後にハイランダーズに合流すると、「レベルが高いな」と改めて感じたようだ。
「プレー、練習中の意識、全体的な(チーム戦術への)理解度…。(日本では)わからないことをそのままにして、わからないままミスをして負ける、ということがあると思うんです。でも、こっち(NZ)ではわからないことがあったらそれを止めて選手、コーチが話をしたりしている」
ハイランダーズは6日にシドニーでワラターズ(オーストラリアカンファレンス1位)と、12日にクライストチャーチでクルセイダーズ(現在NZカンファレンス1位)とそれぞれぶつかる。プレーオフのトーナメント戦は18日から8月2日まであり、SH田中はシーズン終了次第、国内所属先のパナソニックへ合流。ハイランダーズとの契約は今季が最終年とされるが、来季以降についてはこう話すに止めた。
「あまり何も考えていないですけど、できれば海外でやりたいなとは考えています。(来季以降の具体的なオファーは)エージェントからは来ていないです」
(文:向 風見也)