各国代表 2014.05.18

韓国代表、日本に敗れ来年W杯出場の望み消える 「完敗、若手の成長に期待」

韓国代表、日本に敗れ来年W杯出場の望み消える 「完敗、若手の成長に期待」

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韓国代表のPR申(ボール保持者)は初の日本戦に奮闘した(撮影:見明亨徳)

 アジア五カ国対抗第3戦。日本代表に5−62(前半0−34)で大敗した韓国代表は、試合後、敗戦を噛みしめていた。
 主将、PR金光植(キム・グァンシク/Honda HEAT)は、試合後に観客へ挨拶する韓国選手の列に加わらず憮然とした表情だった。ボールを持ち突破を図り、ディフェンスでも体を張り、試合中も選手を鼓舞し続けていた主将だ。

 今年、韓国代表に初めて選ばれたPR3申東ウォン(シン・ドンウォン/前 サントリーサンゴリアス)は先発。サントリーで同僚だったFL朴淳彩(パク・スンチェ/現 NTTドコモレッドハリケーンズ)とともに、果敢に突破を図るも日本ディフェンスに妨げられた。
 申は「日本と対戦できて楽しかった。試合は完敗」と認める。香港戦と日本戦のみ出場したSH梁永勲(ヤン・ヨンフン/Honda HEAT)は「日本は早かった。若手は去年よりも成長している。とにかく代表の試合数が少ない。試合を増やして経験を積むしかない」と先を見る。

 韓国が唯一、会場を沸かせたのは後半21分、日本ゴールまで執拗にラックを作りフォワードが近場をついて前進。そして右へ大きく展開し、WTBチョン・ヨンシク(高麗大)がライン際を走り日本ディフェンスをかわしてゴールラインへ飛び込んだ。
 チョンは「前半は緊張したが、後半から力を出せるようになった」と経験値の大切さを体感した。
 韓国代表の指揮官、鄭三榮(チョン・サンヨン)監督は、「前半はまったくダメ。後半ようやく選手たちは自分たちの持つスキルを出してくれた。次戦のフィリピン戦に準備する」と話した。
 韓国は24日、敵地でフィリピンと最終戦を戦う。

(文・見明亨徳)

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韓国は後半21分、WTBチョンが日本DFを振り切り唯一の得点をあげた(撮影:見明亨徳)

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