国内 2022.11.28

流経大2位突破で大学選手権へ。法大は4敗で6位に。

[ 編集部 ]
流経大2位突破で大学選手権へ。法大は4敗で6位に。
力強い突進を繰り返す流経大。後半途中までは法大の低いタックルに苦しんだ(撮影・川口洋邦)
流経大・土居主将は「苦戦の原因は、試合前の準備にある」と反省(撮影:川口洋邦)

潜在能力の高さを見せた法大だが、終盤の連続トライで逆転を喫した(撮影:川口洋邦)

 流経大は勝ち点5を積めばリーグ戦優勝の可能性もあったゲーム。対する法大は、前節で東洋大に敗れたために大学選手権の望みが消えた状態で試合に臨んだ。スコアは流経大42-32法大となり、流経大の獲得勝ち点は4。同日他試合の結果(東海大67-5 日大)、流経大は2位で大学選手権に出場することに。法大は日大(4位)、立正大(5位)と勝利数では3で並んだが、6位となった。

 流経大の開始直後のトライの後、法大はスクラムの相手反則などでペナルティを狙い、これが2本決まって14分に流経大7-6法大とくらいつく。前半19分には流経大が2本目のトライ(G成功)を挙げてリードを14-6に広げる。法大の出足の早いディフェンスに対して深いラインで対処し、そのまま背後に転がしたキックを掴んでFB中村楓馬のトライにつなげた。

 強みのディフェンスを攻略された法大はしかし、心折れなかった。前半22分から3連続トライで流経大14-25法大と逆転、差を広げる展開に持ち込んだ。法大は一時退場(前半36分から)で14人となる状況にも屈せずスコアを重ねた。

「情けない試合をしてしまった」(流経大CTB土居大吾主将)

「法大の思いの強さを、試合が始まって改めて感じた」(同・内山達二監督)

 流経大サイドは相手へのリスペクトを込めて試合後に振り返る。「ハーフタイムに監督に活を入れてもらった」(WTB堀井雄登・POMに選出)という白衣の軍団は後半、12分に1トライを返して流経大21-25法大、法大に打ち返され21-32となる(後半16分)。

PICK UP