11月に日本代表などと戦うフランス代表、ンタマック、デュポンらがスコッド入り。

　フランス代表チームのオータム・ネーションズシリーズに向けた42人のスコッドが発表された。
　7月の日本代表とのテストマッチでは休養を与えられていたSHアントワンヌ・デュポン、NO8グレゴリー・アルドリット、CTBガエル・フィクーらシックスネーションズで優勝した時の主力メンバーが帰ってきた。

　また、7月の日本戦に出場していたFLシャルル・オリヴォン、FLセク・マカルー、NO8ヨアン・タンガらも名を連ねている。

　しかし負傷のため今シリーズは欠場となる選手も少なくない。PRシリル・バイユ（内転筋）、PRデンバ・バンバ（膝）、FLフランソワ・クロス（膝）、WTBギャバン・ヴィリエール（足首）の長期離脱が発表されていたところに、CTBヴィリミ・ヴァカタワが引退することになり、さらに先週末のトップ14の試合でFBメルヴィン・ジャミネが足首を負傷した。

　彼らに代わって、また今シーズンのトップ14での活躍を評価されて、WTBアリヴェルティ・ラカとFBアントニー・ブチエが久しぶりに代表に復帰した。ブチエは2021年夏以来、ラカは2020年12月以来、代表試合から遠のいている。

　一方、SOロマン・ンタマックはトップ14第2節（9月11日）の試合で足首を負傷してから戦列離脱しており、今季まだ1試合しか出場していない。先週ランニングを再開したばかりで、このリストが発表された時点ではまだチーム練習に参加しておらず、代表合宿集合前最後の今週末のトップ14の試合への出場も難しいと思われる。それでもメンバーに選ばれているところから代表スタッフのンタマックへの信頼の厚さが伺える。

　代表チームは10月23日の夜、パリ郊外の国立ラグビーセンターに集合し合宿をスタートするが、29日にもトップ14の試合があるため、42名のうち14名は一時的にリリースされ、それぞれのクラブチームでトップ14の試合に参戦する。ンタマックもゲーム感覚を取り戻すためトゥールーズに帰ってバイヨンヌ戦に参加することも考えられる。

　フランス代表は、オーストラリア代表（11月5日）、南アフリカ代表（11月12日）、そして日本代表（11月20日）と対戦する。今年のシックスネーションズで優勝してからフランス国内での初めての代表戦、現地では期待が高まっている。

𝐋𝐀 𝐋𝐈𝐒𝐓𝐄 𝐃𝐄𝐒 𝟒𝟐 🇫🇷
Voici notre groupe pour les @autumnnations 2022🔥#NeFaisonsXV #XVdeFrance pic.twitter.com/4B8R43tZAA

— France Rugby (@FranceRugby) October 17, 2022