その他 2022.09.09

ヤマハでプレーし、名コメンテーターでもあったルーセー氏が死去。セブンズW杯直前に南アで。

[ 編集部 ]
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ヤマハでプレーし、名コメンテーターでもあったルーセー氏が死去。セブンズW杯直前に南アで。
ウィリアム・ルーセー氏。Sky Sportなどで人気コメンテーターだった(Photo: Getty Images)


 かつてトンガ代表やヤマハ発動機でプレーし、のちにテレビやラジオのラグビーコメンテーターとして活躍していたウィリアム・ルーセー氏が、9月7日に取材先の南アフリカで亡くなったことが明らかになった。今週末からケープタウンでおこなわれるラグビーワールドカップ・セブンズ2022で解説を務めることになっていて、その準備をしていたが、開幕直前に息を引き取った。55歳だった。

 ニュージーランドのオークランド出身であるルーセー氏は、選手時代はロックやフランカーとしてプレーし、ルーツがあるトンガの代表となって共同主将を任され1995年のワールドカップに出場。96年にはヤマハ発動機に加入し、日本でも活躍した。
 その後、ブロードキャスターとなってスクールレベルからシニアの最高峰まで幅広くラグビーを取材し、ラグビーワールドカップ4大会、ラグビーワールドカップ・セブンズ4大会で解説を務め、ワールドラグビーセブンズシリーズのレギュラーコメンテーターでもあった。

「ユーモアと寛大さで知られ、礼儀正しい人だった」
「彼のラグビーに対する愛情は、すべてのリスナーが知っている」
「彼はラグビー分析に独自の洞察をもたらし、特に若いスタッフをサポートし、励ましてくれた」
 これらは、一緒に仕事をしてきた人たちの言葉である(『NZヘラルド紙』から)。

 ワールドラグビーのビル・ボーモント会長は、「ウィリーは人気者であり、ラグビーの声でずっと愛されてきました。私たちは、ピッチの内外を問わず、ゲームの紳士に敬意を表します。悲しいことに、彼を知っていて、彼と一緒に仕事をし、プレーしたすべての人が彼を恋しく思うでしょう」と哀悼の意を表した。

スーパーラグビーやセブンズ等で彼の声を聞いた日本の視聴者も多いはず
(Photo: Getty Images)

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