各国代表 2022.07.16

サモアがパシフィック・ネーションズカップ全勝優勝 来年のW杯では日本の難敵に

[ 編集部 ]
サモアがパシフィック・ネーションズカップ全勝優勝 来年のW杯では日本の難敵に
パシフィック・ネーションズカップ2022で優勝したサモア代表(Photo: Manu Samoa Official Twitter)


 ラグビーワールドカップ2023でトップ8以上を目指す日本代表にとって、プールDでライバルとなるのはイングランド代表とアルゼンチン代表だけでなく、サモア代表も難敵となりそうだ。

 7月2日から16日にかけて「ワールドラグビー パシフィック・ネーションズカップ 2022」がフィジーで開催され、サモア代表が3戦全勝で優勝した。

 世界ランキング13位のサモア代表は、オープニングゲームでオーストラリアA(同国代表に次ぐセカンドチーム)に31-26で競り勝つと、第2節ではトンガ代表に34-18で勝利。そして、優勝がかかった16日の最終節ではフィジー代表に23-20と逆転勝ちし、8年ぶりのタイトル獲得となった。

 最終戦は、セットピースが安定しているフィジー代表に前半の主導権を握られ、14点ビハインドで折り返したサモア代表。
 しかし、後半早々、敵陣深くに入ってラインアウトからモールを活かしてトライを奪い返し、その後も果敢に挑み続けてフィジー代表にプレッシャーをかけ、ペナルティゴールで4点差に詰めた。

 そして、16-20で迎えた後半29分、サモア代表は再び敵陣深くへ入り、ラインアウトから力強いドライビングモールで一気に押し込み、逆転トライ。コンバージョンも決まり、23-20とリードを奪った。

 ホームの熱い声援を受けた世界ランキング11位のフィジー代表も勝利への執念を見せ、試合終了間際に敵陣深くに入ったが、ラインアウトを失敗し、ボールを手にした青いジャージーの選手が外へ蹴り出し、サモア代表の歓喜となった。

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