女子 2022.06.20

東京山九フェニックスが太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ初の年間総合優勝! 弘前大会もV

[ 編集部 ]
東京山九フェニックスが太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ初の年間総合優勝! 弘前大会もV
弘前大会を制し、初の年間総合チャンピオンとなった東京山九フェニックス(撮影:松本かおり)


 女子セブンズ(7人制ラグビー)の国内サーキットである「太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2022」は、6月18、19日に最終ラウンド・第4戦の弘前大会(青森)がおこなわれ、東京山九フェニックスラグビークラブがながとブルーエンジェルスとの決勝を21-12で制し、優勝した。

 東京山九フェニックスは今季第2戦の静岡エコパ大会でも栄冠を獲得しており、第1戦・熊谷大会と第3戦・鈴鹿大会はいずれも2位と、コンスタントに上位に入って最終シリーズ総合ポイントを76とし、初の年間総合優勝も達成した。

 弘前大会の決勝は、7-7で迎えた後半2分、東京山九フェニックスが自陣のラインアウトから攻め、ループを使って石田茉央が抜け約70メートル走り切り、勝ち越した。5分には、敵陣22メートルライン付近でPKを得ると、岡元涼葉が速攻を仕掛けて中島涼香につなぎ、追加点を獲得。その後、ながとブルーエンジェルスの反撃を1トライに抑え、21-12で優勝を決めた。
 なお、弘前大会のMVPには、決勝でも力強い走りを見せ先制トライを挙げるなど活躍した、東京山九フェニックスのニア・トリバーが選ばれた。

弘前大会決勝、後半2分に快走して勝ち越しトライを挙げた東京山九フェニックスの石田茉央(撮影:松本かおり)

 そして、年間総合MVPは岡田はるなが受賞。東京山九フェニックスのキャプテンでもある岡田は、「自分自身がメンバー入りすることから始まり、チーム作りに時間をかけてやってきただけに、年間優勝と年間MVPのトロフィーの重みを感じています。弘前大会を前に4人が代表合宿に招集されて抜けたことで、かえってチームが一枚岩になり、やりきろうと決意してやりきったことはチームとしての強みです。若い選手には伸び伸びとやってもらい、経験者はその勢いに乗っていけました。自分自身はリーダータイプではないのですが、足りないところを補える良い機会と思い、自分の考えを伝える努力をしたことは自分自身のパフォーマンスにもつながりました。それでも年間MVPは思いがけないことで、本当に選手やスタッフみんなのおかげです」とコメントした。


<太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2022 年間総合順位>
※ ( )内はシリーズ総合ポイント                             
■優勝: 東京山九フェニックスラグビークラブ(76)
■準優勝: ながとブルーエンジェルス(72)
■3位: YOKOHAMA TKM(64)
■4位: PEARLS(60)
■5位: 日本体育大学ラグビー部女子(48)
■6位: ARUKAS QUEEN KUMAGAYA WOMEN’S SEVENS RUGBY FOOTBALL CLUB(36)
■7位: 追手門学院女子ラグビー部 VENUS(30)
■8位: 自衛隊体育学校 PTS(28)
■9位: RKUグレース(24)
■10位: 四国大学女子ラグビー部(21)
■11位: チャレンジチーム(20)
■12位: 北海道バーバリアンズ ディアナ(6)

PICK UP