セブンズ
2013.08.05
7人制イングランド代表も転換期 ライアンHCの退任決定
昨季ワールドシリーズのウェリントン大会を制し、選手たちとともに喜ぶベン・ライアン氏(中央・紫)
(Photo: IRB / Martin Seras Lima)
セブンズ・ワールドシリーズの2013−14シーズン開幕まで約2カ月と迫ってきたが、6年以上にわたり男子7人制イングランド代表を指揮してきたベン・ライアン氏(41歳)がヘッドコーチから退任することが決まった。4日、イングランドラグビー協会(RFU)が正式に発表した。
2007年に7人制イングランド代表ヘッドコーチに就任して以来、フルタイムのセブンズ強化プログラムを導入することに尽力し、ヨーロッパ屈指のプロフェッショナル集団に育て上げたライアン氏。ワールドシリーズではカップ優勝5回、シーズン最高位は3位(昨季の総合成績は6位)という結果を残し、今年6月のワールドカップ・セブンズでは、イングランドを20年ぶりに決勝戦へ導いた。しかし、ニュージーランドや南アフリカ、フィジー、サモアといった南半球勢を完全に超えることはできず、次の指導者にバトンを渡すこととなった。
3年後にはセブンズが正式競技として実施されるオリンピックが待っており、世界的指導者であるライアン氏の争奪戦と、イギリス代表の中心となるイングランド代表の新ヘッドコーチ選びに注目が集まる。