国内
2013.07.31
東海大2年生FL藤田 規律ある行動と堅実なプレーで活躍誓う
前年度、先発FWの全員が100キロ超という力感を活かして大学選手権4強入りした東海大(関東大学リーグ戦1部・昨季1位)。今季はLO三上匠、FL谷昌樹(ともにパナソニック)らが卒業したためやや軽量化も、若きリーダーが台頭している。青森北出身の2年、FL藤田貴大だ。
身長175センチ、体重94キロ。FWにあっては小柄も、相手の足元へのタックルや体幹の強さを活かした突破を長所とする。今年度の春季大会で先発起用を続けた木村季由監督には「日常の行動から、とにかく抜かりがない。そこでゲームのパフォーマンスが上がっています」と評価されていた。
チームでは学年のリーダーを務める。春季大会の試合中も周りに明確な指示を出した本人は、こう語る。
「学年を理由に引いてしまうと、『しんどい時でも声を出し続ける』という僕の良さがなくなってしまう。間違っていたとしても、何かを言うことで周りの人に『あぁ、そういう見方もあるな』と思ってもらえるかもしれない。それだけでプレーの幅も広がるので」
指揮官が話す「日常」については、寮内の掃除や規律ある学校生活を意識しているという。「俺が思うに、私生活がだらしなかったらラグビーもだらしなくなるので」。
チームは8月10日から北海道・網走で、23日から長野・菅平で合宿を行う。
(文・向風見也)