ＴＬトライアウトに参加の法大ＳＯ加藤　「いい結果を」

　関東大学リーグ戦で昨季４位の法大は、谷崎重幸新監督が就任。東福岡高の指揮官として全国高校ラグビー大会３連覇を達成した指揮官のもと、チームの芯ができつつある。「いい方向に来ている」と語る４年生SO加藤俊介は、強い意気込みでラストシーズンに挑む。

　東福岡高では谷崎監督の下で司令塔として躍動。パス、ランのスキルに戦術眼の高さを誇り、各所で「天才」と謳われていた。しかし、１年時の負傷などから過去３年間での出場機会は限られていた。身長170センチ、体重70キロという小柄な体躯も相まって、日本最高峰のトップリーグ（TL）加盟チームなどからは誘いがかからず。7月10日には、東京・辰巳の森ラグビー場でのTLの合同トライアウトに参加していた。

「最後。いいメンバーも揃っている。いい結果を出したい」

　短い言葉に決意を込めるプレーメーカーは、８月４日からは北海道・網走、18日からは長野・菅平でのチーム合宿に臨む。

（文・向風見也）