国内
2013.07.21
東芝PR浅原 代表で味わった辛苦を秋からの戦いに繋げる
浅原拓真
(撮影:BBM)
ラグビー日本代表は19日、長野・菅平での合宿を終了。今春は終盤に出番を失ったPR浅原拓真は、今後も前向きな姿勢で定位置奪取を狙う。
昨秋、欧州遠征の途中から代表入りを果たしたPR浅原。初のツアーフル参戦となった今春を、「練習一つひとつへのメンタルの持って行き方、個々の取り組む姿勢…。一言で表すと、意識が高い。勉強になりました」と振り返った。チームは6月15日に欧州王者のウェールズ代表に23−8で勝つなど成長ぶりを示したが、自身は出場に恵まれず。見せ場であるスクラム練習でも、レギュラー組と比べるとアピールするチャンスが限られた。しかし本人は、「ネガティブなことは…考えないように」と前を向いていた。
「エディーさん(ジョーンズ・日本代表ヘッドコーチ=HC)にはずっと『身体を大きくしろ』と言われていたので、エキストラ(正規の練習メニューとは別)でウェイトトレーニングをやっていました。(脂肪ではない)体重は、大分つきました」
身長179センチ、体重113キロ。ジョーンズHCから「お菓子、好きだろ? 止めなさい」と言われていた過去から一転、シャープな身体つきになりつつある。所属先の東芝は、日本最高峰であるトップリーグの初戦を8月31日に迎える(東京・秩父宮ラグビー場でのキヤノン戦)。
(文・向風見也)