海外
2013.06.26
下位低迷のシャークス 指揮官がスーパーラグビー途中で退団
6月のテストマッチがほぼ終了し、南半球スーパーラグビーが今週末から再開する。6勝7敗(勝点38)で現在10位のシャークス(南アフリカ)はプレーオフ進出がかなり厳しい状況となり、ジョン・プラムトゥリー ヘッドコーチが3試合を残して退団することになった。チームは25日に話し合いの場を持ち、友好的に双方が合意して結論に至ったと発表した。
ニュージーランド出身のプラムトゥリーだが、選手時代にシャークスでもプレーしており、チームカルチャーを理解している人物のひとり。コーチとなってからは、アシスタントコーチ時代を含めればシャークスでの指導歴は7年におよび、2008年にヘッドコーチ就任後は国内最高峰選手権(カリーカップ)で優勝を2回成し遂げた。スーパーラグビーの栄冠をチームにもたらすことはできなかったが、昨年は5年ぶりにファイナル進出を果たし、南ア最優秀コーチ賞に輝いた。
しかし、今季の成績不振により、シャークスのジョン・スミット新CEO(前南アフリカ代表主将)はプラムトゥリーとの契約を更新しないことを決定。代わりに、イングランドの強豪サラセンズで指導経験を積んだ元南ア代表のブレンダン・フェンターが6月からシャークスのディレクターに就任しており、彼が予定より早く指揮を執ることになるかもしれない。