王者NZが最後にロンドンセブンズ制覇! ロシア、香港などコア昇格逃す
コアグループ残留を決め、喜ぶスコットランドの選手たち
(Photo: IRB / Martin Seras Lima)
5月11日と12日にロンドンセブンズが開催され、先週末のグラスゴーセブンズで「2012−13 セブンズ ワールドシリーズ」の総合優勝をすでに決めていたニュージーランドが、カップ獲得で見事に最後を締めくくった。
オールブラックス・セブンズは主将のDJ・フォーブスなどを怪我で欠き、準決勝でケニアに7−0と苦戦したものの、決勝では7トライを奪って47−12でオーストラリアを圧倒し、3季連続11度目のシリーズ優勝に花を添えた。
地元大会で銅メダルに終わり、ワールドシリーズ総合成績は6位と低調だったイングランドだが、ダン・ノートンが今季の得点王(264点)とトライ王(52トライ)に輝いている。
また、来季ワールドシリーズのフル参戦権をかけたコアグループ残留・昇格決定戦もロンドンセブンズで行われ、今季ランキングが13位以下だったスコットランド、スペイン、ポルトガルが8チームによるサバイバルマッチを勝ち抜き、いずれも残留を決めた。
昨年のアジアシリーズ王者である香港は、準々決勝でスペインに14−29と惜敗。予選大会から勝ち上がってきたチームのなかでロシアが唯一ベスト4に入ったが、準決勝でスコットランドに0−19と完敗し、最後の1枠をかけた3位決定戦ではポルトガル相手に先制したものの、同点で迎えた後半6分過ぎに決勝トライを奪われ、5−10で逆転負けを喫した。
男子7人制代表による2012−2013世界サーキットは終了。6月28日には、今年最大のイベントである「ラグビーワールドカップ・セブンズ 2013」がロシア(モスクワ)で開幕する。
<コアグループ 残留・昇格決定戦>
【プール戦】
【準々決勝】
ポルトガル 17 − 5 グルジア
スペイン 29 − 14 香港
ロシア 26 − 7 ジンバブエ
スコットランド 31 − 0 トンガ
【準決勝】
スペイン 10 − 5 ポルトガル
スコットランド 19 − 0 ロシア
【3位決定戦】
ポルトガル 10 − 5 ロシア
※ YouTube動画(IRB/コアグループ残留・昇格決定戦ハイライト)
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=SDwjMrHYbwc
2012−2013シーズンチャンピオン、ニュージーランド
(Photo: IRB / Martin Seras Lima)
<2012−13 セブンズ ワールドシリーズ 第9ラウンド・ロンドン大会>
【プール戦】
【カップ準々決勝】
ニュージーランド 52 − 7 アルゼンチン
ケニア 20 − 7 フィジー
オーストラリア 24 − 19 アメリカ
イングランド 19 − 14 南アフリカ
【カップ準決勝】
ニュージーランド 7 − 0 ケニア
オーストラリア 14 − 7 イングランド
【3位決定戦】
イングランド 26 − 19 ケニア
【カップ決勝】
ニュージーランド 47 − 12 オーストラリア
<2012−13 セブンズ ワールドシリーズ 総合ランキング>