国内
2013.05.11
大型補強が話題のパナソニック 「長くいてもらう」(中嶋監督)
日本最高峰であるトップリーグ(TL)のパナソニックは7日、新シーズンに向け本格始動。スタッフの刷新と大型補強の発表で話題を集めている。
2007年度からシーズンを締めくくる日本選手権を3連覇も、昨季はTLと同選手権とも4強。2季連続で無冠に終わった。王座奪還に向け、飯島均部長は「(昨季の陣容では)成果が出なかったんだから、新しい血を入れないと」。オーストラリア代表50キャップ(国同士の真剣勝負への出場数)のSO/CTBベーリック・バーンズ、南アフリカ代表48キャップのWTB/FB・JP・ピーターセンを獲得した。現在は南半球最高峰リーグのスーパーラグビーに参戦中のバーンズとピーターセンは、複数年契約の見込みだ。中嶋則文監督は「(新戦力は)1年ではなかなかチームにフィットしない。長くいてもらう方が強化に繋がる」と説明。
新主将のHO堀江翔太は、現在レベルズの一員として参戦中のスーパーラグビーのシーズン終了後にチームへ帯同予定。中嶋監督は「堀江はプレー以外の面でも若い選手の手本になる 。自分の目標に向かって行動できる」と高く評価する。「彼は今年からチームに入る選手ではない」と、合流の遅れは気にしていない。
(文・向風見也)
タックルに行くオーストラリア代表のバーンズ。26歳とまだ若く、2015年ワールドカップも期待される
(撮影:Yasu Takahashi / Nichigo Press)