国内 2021.03.20

トップチャレンジリーグ 近鉄と豊田自動織機が優勝決定戦へ

[ 編集部 ]
トップチャレンジリーグ 近鉄と豊田自動織機が優勝決定戦へ
トップチャレンジリーグ連覇を狙う近鉄ライナーズのクウェイド・クーパー(撮影:石井愛子)


 ラグビーの国内2部リーグにあたるトップチャレンジリーグは、3月20日に順位決定戦が始まり、東大阪市花園ラグビー場で上位4チームの試合がおこなわれ、近鉄ライナーズと豊田自動織機シャトルズが勝って優勝決定戦進出を決めた。

 Aグループで1位だった近鉄はBグループ2位通過のコカ・コーラレッドスパークスと対戦し、71ー11で快勝した。
 相手に先制トライを許したものの、12分にラインアウトからモールで押し込み同点にすると、17分にはキックしたボールがラッキーバウンドとなってチャンスを広げ、WTBジョシュア・ノーラがゴールラインを割り勝ち越した。
 その後、コカ・コーラがペナルティゴール2本成功で1点差となったが、近鉄は31分に再びドライビングモールからトライを奪い、35分にも敵陣深くに入ると、SHウィル・ゲニアがランで勝負して追加点。ハーフタイム前にはゲニアと同じく元オーストラリア代表のSOク゚ウェイド・クーパーもトライゲッターとなり、29ー11で折り返した。

 主導権を握った近鉄は後半早々、ディフェンスでプレッシャーをかけ、ルーズボールを足にかけたWTBノーラが自ら確保してインゴールに飛び込み、加点。その後も勢いは止まらず、5トライを追加して大勝となった。

4トライを含む36得点と活躍した豊田自動織機のフレディー・バーンズ(撮影:石井愛子)

 Bグループ1位だった豊田自動織機はAグループ2位で4強入りした清水建設ブルーシャークスと対戦し、83ー21と圧倒した。
 キックオフからノーホイッスルでWTBリサラ シオシファが最初のファイブポインターになった豊田自動織機。元イングランド代表のSOフレディー・バーンズらも躍動し、前半だけで8トライを挙げ勝負を決めた。

 優勝決定戦を含む1位~8位までの最終順位決定戦は4月3日におこなわれる。

 そして、4位以上が確定している近鉄、豊田自動織機、コカ・コーラ、清水建設は、4月17日から始まるトップリーグのプレーオフトーナメントに出場する。

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