日本、強豪相手に健闘するもベスト8入りならず 東京セブンズ
勇敢なチャレンジャーだった男子7人制日本代表
(撮影:BBM)
7人制ラグビーのトッププレーヤーが世界中から集う「HSBC セブンズワールドシリーズ」(WS)で、ベスト8入りに迫った男子7人制日本代表だが、あと一枚の壁を破ることはできなかった。
WS今季第7ラウンド、東京セブンズが3月30日に開幕。日本は初戦で、世界ランキング9位の格上カナダを14−10で下し、幸先のいいスタートを切った。第2戦は、3季連続でシリーズ優勝を狙う王者ニュージーランド相手に5−41と大差をつけられたが、プール戦最後のフランス戦に勝てば、カップ準々決勝進出が近づくはずだった。
しかし、すでに2敗してあとがなかったフランスも必死。
試合開始早々、快足ルノー・デルマスが約70メートル独走し、フランスが先制した。その2分後、羽野一志のパスからロテ・トゥキリが中央を突破してトライ。ゴールも決まり、日本が逆転した。しかし前半4分過ぎ、デルマスが2トライ目を挙げて再びフランスが主導権を握る。激しい攻防となり、たまらず反則を犯した桑水流裕策がイエローカードで一時退出になると、数的優位のフランスは前半終了前に3トライ目を奪い、10点差をつけた。
逆転を信じて、後半も必死に食い下がった日本だが、逆に追加点を許し、7−24で試合終了。目標だったベスト8入りを果たすことはできなかった。
フランス、カナダと1勝2敗で並んだ日本だが、得失点差によりプールCの最下位が確定。大会最終日となる明日31日は9〜16位トーナメントに回り、“ボウル準々決勝”でウエールズ(香港セブンズ準優勝チーム)と対戦する。
<東京セブンズ 2013 プール戦 全試合結果&順位表>
<ボウル準々決勝 組み合せ/9〜16位トーナメント>
・9:00 スペイン vs. アルゼンチン
・9:22 カナダ vs. ケニア
・9:44 イングランド vs. ポルトガル
・10:06 ウエールズ vs. 日本
<カップ準々決勝 組み合せ/1〜8位トーナメント>
・10:28 フィジー vs. オーストラリア
・10:50 ニュージーランド vs. アメリカ
・11:12 サモア vs. 南アフリカ
・11:34 スコットランド vs. フランス