「アジアスクラムプロジェクト」 ラオスとスリランカに指導者派遣
アジアで初開催するラグビーワールドカップ2019の成功に向け、「アジアスクラムプロジェクト」を発足し、アジアラグビー界の普及・強化やアジアの国同士の協力体制構築に取り組んでいる日本ラグビーフットボール協会は、独立行政法人国際協力機構(JICA)と手を組み、JICAボランティア事業を通じて、ラグビー指導者3名をアジアの2カ国へ派遣することを決定した。
高濱丈輔氏(35歳・日本ラグビーフットボール協会)がラオスへ、古川新一氏(32歳・ヤマハ発動機)と白馬悠氏(29歳・日本ラグビーフットボール協会)がスリランカへ向かう。
いずれもJICAの短期ボランティア(青年海外協力隊)としての派遣となり、派遣対象国におけるラグビー競技の発展を目的に、地域レベルでの青少年を対象にした普及活動、クラブチーム及びナショナルチーム等の競技能力向上に向けた技術指導、また、現地のコーチやスタッフに対する指導者育成を目的に活動を行う予定。
(写真:BBM)
<高濱丈輔氏 コメント/ラオス・ビエンチャン市シサタナック郡(予定)派遣期間:3月27日〜6月26日>
このような機会を得られたことを喜んでいます。参加の拡大から国際競技力の向上まで、ラオスのラグビーの発展に尽力したいと思います。併せて、このアジアスクラムプロジェクトが、アジアで初めて開催されるラグビーワールドカップ2019に向けて意義あるものになるよう努めます。
<古川新一氏 コメント/スリランカ・クルネーガラ県クルネーガラ(予定)派遣期間:3月26日〜6月23日>
JICAボランティア事業を通じ、スリランカのラグビーの発展に携われることを大変嬉しく感じています。スリランカではラグビーが盛んで、クリケットに次ぐ人気のスポーツです。スリランカのラグビーの発展に貢献し、両国の友好関係が深まるようベストを尽くします。
<白馬悠氏 コメント/スリランカ・バドゥッラ県バドゥッラ(予定)派遣期間:3月26日〜6月23日>
昨年のニュージーランドへのコーチング留学に続き、このような機会を得られたことを嬉しく思っています。2019年の日本でのワールドカップ開催に向けて、アジアのラグビーの発展に貢献してきます。日本の指導者の代表として日の丸を背負い、スリランカのラグビーの普及、強化に貢献できるよう、精一杯頑張ります。