国内
2020.12.19
第100回まであと8日! 決勝再現③第92回・常翔学園17-14御所実
常翔学園が前身の大阪工大高 時代以来となる17年ぶりの載冠
人気を誇る伝統校が復権
2013年1月7日。高校ラグビーシーンではおなじみの濃紺に赤のジャージーが、17年ぶりに全国の頂点に立った。大阪工大高時代に優勝4回、準優勝2回を数える名門の戴冠は17年ぶりで、2008年の常翔学園への校名変更後は初。
◆豪快な突進を見せたNO8桶谷宗太を3人掛かりで止める御所実(撮影:BBM)など写真3点
2年生にして高校日本代表に選出されたFB重一生、WTB松井千士を筆頭に前年度の花園4強メンバー8人が残り、当初からこの年を牽引する存在と目されていた常翔学園だったが、春先は思うように結果を残せなかった。
迎えた冬の花園はAシードとして2回戦から登場し、萩商工、佐賀工と2戦連続で完封勝ちして8強入りを決める。準々決勝ではFB松田力也率いる伏見工と一進一退の熱闘を繰り広げ、後半22分に逆転されるなど苦しんだが、28分のPGで再逆転して27-26で勝利。準決勝で東の名門、國學院久我山を圧倒し、ファイナルにコマを進める。