国内 2020.11.08

早実30-7久我山。早稲田実が2年ぶり7回目の出場へ。

[ 編集部 ]
早実30-7久我山。早稲田実が2年ぶり7回目の出場へ。
2シーズン前の98回大会の出場は、82年ぶりだった早実。キープレヤーの特徴を生かし完勝(撮影:長岡洋幸)

 11月8日、秩父宮ラグビー場で第100回全国高校大会の東京都予選が行われた。13時20分からの第2試合では早稲田実と國學院久我山が対戦し、早稲田実が30-7で久我山を倒した。早稲田実は2年ぶり7度目の出場を決めた。

 早稲田実は先発に2年生が6人、久我山は2年生が7人に1年生3人という若いチーム同士の対戦になった。

 個々の戦術の理解と、仕掛けのスピードで上回る早稲田実は、11分、ハイパントから相手のキャッチミスにつけ込むトライで先制。この7点を足がかりに序盤の拮抗状態を超えて、22分にはグラウンドを右端から左端まで使う順目アタックで左隅に飛び込むトライ。前半を14-0で折り返した。後半も、終始圧力をかけた攻撃で追加点を挙げて、粘る久我山を突き放した。

 久我山は若い選手たちがはつらつとプレーしたが、相手ディフェンスの出足の早さにアタックがテンポに乗らなかった。後半25分の唯一のトライはFB松井達希、SH中村大洋、WTB吉田周平がランコースを変えながら見事なつなぎを見せ、トライを取り切った。しかし、この時点で久我山7-22早実。2トライ2ゴールを奪っても届かない。すでに開いていた点差が重くのしかかった。

 本日の決勝(2試合)で敗れた本郷と久我山は、15日に東京都第3位決定戦に臨む。この試合(15日)の勝者は関東ブロックの各県2位(東京は3位チームが出場)が集まって花園出場権を争う「オータムチャレンジ」(無観客試合)に出場する。全国高校大会は今年、100回記念大会のため63校(例年出場数は51)が出場する(全国高校大会の開催は未決定)。

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