サントリーがトップリーグ連覇へ王手! 準決勝で神戸製鋼に逆転勝ち
東京・秩父宮ラグビー場で1月19日、ジャパンラグビートップリーグ2012−2013のプレーオフ準決勝第1試合が行われ、サントリーサンゴリアスが38−19で神戸製鋼コベルコスティーラーズに逆転勝ちした。連覇を狙うサントリーは今月27日のファイナルで、準決勝もう1試合「東芝×パナソニック」の勝者と対戦する。
前半は神戸製鋼が支配した。ペナルティゴールで先制されたものの、18分、ハーフウェイ付近でFLジョシュ・ブラッキーが相手の防御網に穴をあけ、CTBジャック・フーリーを経由し、サポートしたLO安井龍太が走り切って最初のトライを挙げた。27分にはNO8前川鐘平が相手SO小野晃征のキックをチャージし、そのままインゴールへ。5分後、ブレイクダウンでターンオーバーした神戸製鋼は、キックを使って敵陣深くに入ると、先にボールに追いついたサントリーCTBニコラスライアンへCTBフーリーが強烈なタックルを放って落球を誘い、WTB大橋由和がトライに結びつけた。
9−19、神戸製鋼がリードして折り返す。
しかしサントリーは、前半33分に投入されたSH日和佐篤&SOトゥシ・ピシのコンビが流れを変え、後半は徐々に攻撃のリズムが良くなっていった。
まずは49分、ゴール前スクラムからNO8西川征克の突進で相手の壁を崩したあと、PR畠山健介が飛び込み、この試合のチーム初トライを挙げる。57分には、敵陣22メートル内ラインアウトからの攻撃で、鋭角に走り込んだSOピシがインゴールに走り込んで逆転。勢いがつき、60分にはWTB村田大志もファイブポインターとなってリードを広げた。
9季ぶりの優勝を狙った神戸製鋼は、ブレイクダウンやハードタックルで奮闘したが、故障明けのCTBフーリーが後半早々にベンチへ退いたのが大きく響いた。攻撃の柱を失い、後半は無得点。
終盤には、サントリーのピシがドロップゴールとトライを決め、決着がついた。
準決勝第2試合「東芝×パナソニック」戦は、20日に同会場で行われる。