海外
2012.12.13
元7人制スコットランド代表が転落死 繰り返された悲劇
イングランド最高峰リーグ(プレミアシップ)クラブのセール・シャークスにかつて在籍し、7人制スコットランド代表としても活躍したデイヴィッド・タイトが、香港にあるアパートから転落し、死体で発見された。25歳だった。12月13日に、『BBC』などイギリスのメディアが一斉に報じた。
2005年、タイトは18歳のときにセールでプロデビュー。身長193センチ、体重105キロの頑丈な肉体と才能に恵まれたエイトマンは、U20イングランド代表にも選出された。2009年にはスコットランドの7人制代表に選ばれ、セブンズ・ワールドシリーズのドバイ大会に出場、ジンバブエ戦とウエールズ戦で計3トライを記録した。
出身地のメディア『マンチェスター・イブニングニュース』によれば、故障に苦しんだタイトは、セール・シャークスでの出場は40試合のみで、2010年に退団。その後は、世界的企業のKPMGで企業財務マネージャーとなり、香港で働いていた。
2004年には、法廷弁護士と裁判官だった彼の父親が自宅のガレージで自殺しており、家族には再びの悲劇となった。また、セール・シャークスにとっても今年2度目の訃報。1月には、元U20イングランド代表WTBだった24歳の元所属選手(怪我で2010年引退)が、自殺と思われる姿で発見されていた。