国内 2020.05.21

2015W杯戦士の小野晃征、元豪代表のギタウらがサントリー退団

[ 編集部 ]
2015W杯戦士の小野晃征、元豪代表のギタウらがサントリー退団
サントリーサンゴリアスのブレーンだった小野晃征(撮影:佐藤真一)


 ジャパンラグビートップリーグのサントリーサンゴリアスは5月21日、プロ契約をしていた元日本代表のSO/CTB小野晃征(33歳)、元オーストラリア代表のSO/CTBマット・ギタウ(37歳)、そして、小野やギタウと同じくトップリーグのベストフィフティーンに選出されたことがあるLOジョー・ウィーラー(32歳)が、2019-2020シーズンをもって退団すると発表した。
 ディフェンスコーチを1シーズン務めたオーストラリアのレジェンド、ジョージ・スミスもサンゴリアスを離れる。

 愛知県生まれで幼少期からニュージーランドで育った小野は、同国代表オールブラックスを多数輩出した名門のクライストチャーチ・ボーイズハイスクール出身で、20歳だった2007年に日本代表デビュー。34キャップを重ね、2007年と2015年のワールドカップに出場し、「ブライトンの奇跡」と呼ばれた2015年9月19日の南アフリカ代表戦では背番号10をつけて歴史的勝利に貢献した。

 国内シーンでは福岡サニックスブルース(現 宗像サニックスブルース)を経て2012年からサントリーサンゴリアスの一員となり、3度(2012、2016、2017年度)、トップリーグと日本選手権の2冠達成に貢献。リーグ戦出場数は通算で120試合を超え、CTBで1回、SOで2回ベストフィフティーンに選ばれている。2016-2017シーズンのトップリーグ得点王でもあった。

 小野は「サントリーサンゴリアスで過ごした8年間、本当にありがとうございました。自分にとって、サンゴリアスでの時間はフィールドの中でも外でも、素晴らしい思い出しかありません。サントリーの会社の皆さん、私の家族、チームメート、スタッフ、そしてファンの皆さんの応援と多くのサポートに感謝の気持ちでいっぱいです。この8シーズンは素晴らしく楽しい思い出しかありません。また皆さんにお会いできることを楽しみにしています」とコメントした。

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