日本女子の快進撃続く　アジア・パシフィック・セブンズ４強入り！

　マレーシアのボルネオで開催されている「アジア・パシフィック女子セブンズ」は９月１日、プール戦の日程をすべて終了し、前日の大会１日目に強豪オーストラリアとカザフスタンを倒した女子７人制日本代表は、シンガポールに36−０、中華台北にも36−７と快勝し、４勝０敗のプールＢ１位で準決勝進出を決めた。
　浅見敬子ヘッドコーチは日本ラグビー協会を通じ、「チーム作りの過程で選手同士がお互いの強み、弱みを知ることで、コンビネーションが高まった。片嶋、冨田ら縦に突ける選手が前に出て、主将の中村や大黒田、鈴木彩というプレーヤーがよいタイミングでボールを離し、山口、井上らフィニッシャーをうまく使っている。特に中村は好調で、落ち着いてチームを引っ張ってくれている。２日目は初の日中での試合で暑いなかだったが、２試合とも集中力を切らさず、持ち味のフィットネスで相手に走り勝つことができた」とコメント。

　中村知春キャプテンは、「これまで取り組んできたフィットネス練習の成果だと思う。最終日も、堅実に前に出て、自分たちが取り組んできたラグビーをぶつけるつもり。これまで、（アジア１位の）中国を倒すことを目標にやってきており、選手は当然中国を意識しているが、まずは目の前の１戦１戦に集中し、どこがきても、ジャパンらしいラグビーで勝って優勝したい」と意気込みを伝えた。
　今大会でたくましさを増している女子７人制日本代表は最終日の初戦、決勝進出をかけて香港と対戦することが決まった。準決勝もう１試合では、連覇を狙うパプアニューギニアと、2009年の世界王者であるオーストラリアが激突する。