フィジー女子がNZと豪州相手に善戦 2013セブンズW杯アジア予選参加へ
2013年ラグビーワールドカップ・セブンズ(W杯セブンズ)の予選を兼ねたオセアニア女子7人制大会が、8月4日までフィジーのラウトカで開催され、3位になった女子7人制フィジー代表が本大会への望みをつないだ。フィジーはオセアニア代表として10月にインド(プネ)で行われるアジア予選に参加し、そこで3位以内に入れば、来年6月28日からロシア(モスクワ)で開催されるW杯セブンズの出場権が与えられる。
フィジーはオセアニア・セブンズ初日、優勝したニュージーランド相手に7−19と善戦し、大会2日目も2位オーストラリアに5−26と健闘。アジア代表の座を狙う日本女子にとっては、ライバルの中国やカザフスタンに比肩する、もしくはそれ以上の難敵参戦となるため、厳しい戦いが予想される。
なお、今回のオセアニア・ウィミンズ・セブンズを制したニュージーランド女子は前回(2009年)W杯セブンズの銀メダルチームであり、オーストラリア女子は前チャンピオンのため、自動的にモスクワ行きが決定している。
オーストラリアやイングランド、カナダ、スペイン、オランダなどが昨年から積極的に女子7人制世界大会に参加したのに対し、始動が遅れていたニュージーランドだが、オセアニア・セブンズでは35−24で宿敵オーストラリアに競り勝ち、3年前の雪辱を果たした。2016年オリンピックでの金メダル獲得へ向けて「Go4 Gold」プロジェクトをスタートさせており、男子(7人制・15人制)や女子15人制に続き、女子セブンズでも世界の頂点を目指す。
<2012 オセアニア・ウィミンズ・セブンズ 最終結果>
【決勝戦】
ニュージーランド 35 − 24 オーストラリア
【3・4位決定戦】
フィジー 26 − 14 パプアニューギニア
【5・6位決定戦】
サモア 17 − 12 トンガ
【7・8位決定戦】
クック諸島 41 − 0 ソロモン諸島