東大が高校招待試合を開催　強豪校に存在をアピール

　今季は関東大学対抗戦Ｂでの全勝優勝を目指す東大は16日、中長期的な強化に繋げるべく高校招待試合を開催した。
　日本最高学府とされ入学試験のハードルが高く、スポーツ推薦制度のない東大。戦力確保に苦労するなか、進学実績があるラグビー強豪校を東京・駒場の本拠地に集めた。本郷高（東京）、茗溪学園高（茨城）、静岡聖光学院高（静岡）が三つ巴戦を行い、アフターマッチファンクションや東大の現役選手による進学説明会も参加した。
　ファンクション中、LO井上拓也主将はこう挨拶。
「久しぶりに生で高校ラグビーを観て、いい時間を過ごせました。大学に入って自由度が高くなると、不条理なことから目を背けがちになる。目の前のことを必死にやるという大事さを、再確認できました」

（文・向 風見也）