国内
2019.08.31
早大は日体大に完勝も「きれいにやろうとしすぎた」?
菅平で、関東大学ラグビー開幕! 1
昨季は大学選手権4強入りし、今季は11シーズンぶり16度目の大学日本一を目指す早大ラグビー部が8月31日、加盟する関東大学対抗戦Aの初戦で、前年度下部との入替戦でA残留を決めていた日体大に68—10で勝利。しかし、満足はしなかった。
「きょうが事実上、合宿の最終日。多分、選手は心身ともに疲れている状態だろうと感じます」
相良南海夫監督は言った。今季はワールドカップ日本大会開催に伴う変則日程下とあって、通常より約2週間早い今度の開幕節は、比較的涼しい長野・サニアパーク菅平でおこなわれた。各クラブにとっては普段キャンプ地に使う会場とあって、早大も12日からの夏合宿のクライマックスでこの日体大戦を迎えていた。指揮官は続けた。
「ただ、シーズンが深まって大学選手権に入れば、こういうタフな状況もある。今回はそのシミュレーションという位置づけにしようと話していました。あえて、コンディション調整はしませんでした」
キックオフ。16日から菅平に滞在の日体大が、しぶとい防御とハイパント攻撃を繰り出す。
かたや早大は、こぼれ球の処理や抜け出したあとのパス回しに難儀。前半2分には、NO8のハラトア・ヴァイレアのタックルとターンオーバーから奇襲を浴びて先制される。2点勝ち越して迎えた前半14分には、自陣でハイタックルの反則を犯して7—10とリードを許した。
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