シェーン・ウィリアムズ 日本ラグビー界参戦か!? 三菱重工相模原入りへ
世界的ビッグスターであるシェーン・ウィリアムズの参戦が決まれば、日本ラグビー界はさらに熱くなる
(撮影:BBM)
2011−2012シーズンをもって競技者人生に幕を下ろすと表明していたウエールズの英雄シェーン・ウィリアムズが、トップイーストDiv.1(トップリーグ2部リーグ)の三菱重工相模原ダイナボアーズに1年契約で加入することが濃厚になった。イギリスのニュースサイト『BBC SPORTS』など海外メディアが一斉に報じた。
身長170センチ、体重80キロと小柄ながら驚異的瞬発力を持つ韋駄天で、ウエールズ代表として歴代最多のテストマッチ58トライを記録し、ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズでの2トライを含めた60トライは、世界歴代3位。2000年2月のフランス戦でウエールズ代表デビュー以来、91キャップ(ライオンズでの4キャップ含む)を重ね、3大会のワールドカップ(2003〜20011)では10トライを記録した、伝説的ビッグスターである。
2008年にはIRB(国際ラグビーボード)の年間最優秀選手賞を受賞。今年5月27日のセルティックリーグ(ラボダイレクト・プロ12)決勝戦では、試合終了間際に逆転ゴールにつながる劇的トライを決め、オスプリーズの2季ぶり4度目の優勝に貢献していた。
昨年末のオーストラリア代表戦を最後にナショナルチームから退き、クラブチームでの大仕事も終え、世界選抜バーバリアンズの一員として出場した6月2日のウエールズ代表戦で完全に引退するものと思われていたが、日本ラグビー界参戦が決まれば、35歳になった英雄の新たな挑戦の始まりである。
なお、6月9日にはアジア/パシフィック・バーバリアンズの一員としてサラセンズと対戦するために香港を訪れ、日本ラグビー界で活躍するジョージ・スミス(サントリー)やミルズ・ムリアイナ(NTTドコモ)、リコ・ギア(近鉄)、ジェリー・コリンズ(ヤマハ発動機)、セイララ・マプスア(クボタ)、箕内拓郎(NTTドコモ)らと交流を深めていた。