国内 2019.06.06

サントリーがハイランダーズの“弾丸フィニッシャー”テビタ・リーなど4選手追加

[ 編集部 ]
サントリーがハイランダーズの“弾丸フィニッシャー”テビタ・リーなど4選手追加
ハイランダーズで背番号11をつけるテビタ・リー。身長182センチ、体重95キロの24歳(Photo: Getty Images)

 ワールドラグビーU20チャンピオンシップにおいて歴代最多のトライゲッター(2014、2015年大会で通算13トライを記録)であり、現在はスーパーラグビーのハイランダーズで活躍している元U20ニュージーランド代表のテビタ・リーが、ジャパンラグビートップリーグの王座奪還を目指すサントリーサンゴリアスに2019年度加入することが6月6日に発表された。
 俊足WTBのリーは“弾丸フィニッシャー”と呼ばれ、今年4月26日に東京・秩父宮ラグビー場でおこなわれたサンウルブズ戦では2トライを挙げるなどハイランダーズの勝利に貢献した。ブルーズ在籍時代と合わせてスーパーラグビーでは60試合以上の出場経験がある。

 今季スーパーラグビー後にサントリーサンゴリアスに加わることが決まったリーは、「日本での生活を非常に楽しみにしています。サンゴリアスは誇りある歴史を持っていますが、サンゴリアスがこの先も成功を続けるためにプレーすることが私の努めだと思っています。今はハイランダーズでのプレーに集中していますが、サンゴリアスとの私の未来を楽しみにしています」とコメントした。

 サンゴリアスはほかにも3選手の追加を発表し、ニュージーランドのラグビー強豪校であるハミルトン ボーイズ ハイスクール出身の森崎陸も入団することが明らかになった。
 19歳のSHである森崎は、「非常にレベルの高いチーム、サントリーサンゴリアスでラグビーができることを非常に嬉しく思います。ラグビーに関して、素晴らしい環境、そして、トップレベルの選手たちと一緒にプレーできることが何よりの楽しみです。環境も変わりますが、新しいチャレンジに対して、思いっきり頑張りたいと思います」と抱負を述べた。

 そして、スーパーラグビーで初のプレーオフ進出を目指すレベルズで背番号3をつけることも増えたPRセミセ・タラカイがサンゴリアスに復帰する。
 オーストラリア出身の27歳であるタラカイは、昨季サントリーでプレーし、シーズン終了後に退団が発表されていたが、再びオファーをもらい再加入を決断。「サントリーでの昨シーズンの経験は自分にとって、とても素晴らしいものでした。そんな経験をくれたチームから再契約のオファーをいただき、断る理由がありませんでした。昨シーズンの4か月はとても短かったですが、チームやファンの皆さんが自分を想像以上に快く、家族のように迎えてくれました。また、戻ってきたいと思った理由のもうひとつは、昨シーズンの決勝での悔しい経験です(神戸製鋼にで5-55で敗れ準優勝)。今シーズンは自分のためだけではなく、このチームのために頑張ります」と意気込んでいる。

 もうひとりはレベルズの選手としてスーパーラグビー出場経験がある元U20オーストラリア代表HOのサマ・マロロ(21歳)。「多くのことを学び、人間として、アスリートとしてサントリーで成長できる機会を持てたことがとても楽しみです。快く迎えていただき、多くのサポートと良い文化のあるチームに加入できたことをとても嬉しく思います」とコメントした。

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