フィジーがロンドン制し総合首位に浮上! アメリカとNZも東京五輪の出場権獲得
ロンドンセブンズ初日のプール戦で3連勝して今季ワールドラグビーセブンズシリーズの総合順位トップ4以上が確定し、東京2020オリンピックの出場権獲得を決めたフィジーが、現地時間5月26日におこなわれたカップトーナメントで華麗なスキルを披露してトゥイッケナム・スタジアムを沸かせ、優勝した。
フィジーは今季4冠目となり、シーズン総合成績はアメリカを抜いてトップに浮上。2016年のリオオリンピックで金メダルを獲得したあと、指揮官が変わり、若返りを進めたこともあってワールドセブンズシリーズの王座から少し離れていたが、3季ぶりのシリーズ制覇に近づいた。
フィジーは準々決勝で、招待チームながらベスト8入りを果たしたアイルランドを33-24で下し、準決勝では総合順位のトップを争うアメリカに17-10で競り勝った。そして決勝では、スキル、スピード、パワーでオーストラリアを圧倒し、43-7で頂点に立った。
下位トーナメントに臨んだ日本はウェールズに敗れたものの、ケニアとイングランドを倒し、13位だった。
今シリーズは一週間後のパリ大会を残すのみ。
なお、フィジーのほかにアメリカとニュージーランドも最終的な総合順位はトップ4以上が確定し、東京2020オリンピックの出場権を獲得している。5位のイングランドに22ポイント差をつけた4位の南アフリカは、パリ大会に出場した時点で正式に東京への切符獲得となる。
<ワールドセブンズシリーズ第9戦・ロンドン大会 最終日結果>
▽カップ準々決勝
・オーストラリア 29 – 22 南アフリカ
・フランス 19 – 14 ニュージーランド
・アメリカ 29 – 14 カナダ
・フィジー 33 – 24 アイルランド
▽カップ準決勝
・オーストラリア 31 – 24 フランス
・フィジー 17 – 10 アメリカ
▼カップ決勝
・フィジー 43 – 7 オーストラリア
▼3位決定戦
・アメリカ 31 – 14 フランス
▽5位決定トーナメント準決勝
・ニュージーランド 21 – 17 南アフリカ
・アイルランド 33 – 14 カナダ
▼5位決定戦
・ニュージーランド 35 – 14 アイルランド
▽チャレンジトロフィー準々決勝
・アルゼンチン 28 – 19 スペイン
・サモア 24 – 19 イングランド
・ウェールズ 17 – 0 日本
・スコットランド 29 – 21 ケニア
▽チャレンジトロフィー準決勝
・サモア 14 – 5 アルゼンチン
・スコットランド 33 – 7 ウェールズ
▼チャレンジトロフィー決勝
・サモア 26 – 17 スコットランド
▽13位決定トーナメント準決勝
・イングランド 40 – 21 スペイン
・日本 26 – 17 ケニア
▼13位決定戦
・日本 29 – 14 イングランド