レンスターが2冠に王手! 2年前の再現狙うはオスプリーズ
ラボダイレクト・プロ12(セルティックリーグ)は12日までにプレーオフ準決勝2試合が行われ、ファイナルステージに進む2チームが決定した。
連覇を目指したマンスター(アイルランド)だったが、11日に敵地でリーグ2位のオスプリーズ(ウエールズ)と対戦し、10−45で完敗。SOイアン・キートリーの先制トライで序盤のペースをつかんだものの、その後はオスプリーズの強固なディフェンスを崩すことはできなかった。
一方、2季ぶり4度目の優勝を狙うオスプリーズは、今季限りで現役を引退するウエールズの英雄、WTBシェーン・ウィリアムズが先発出場。自身の得点はなかったものの健脚でチャンスを広げ、チームの5トライに貢献した。また、1トライと8本のゴール(4本PG)成功で25得点を記録した、22歳の司令塔ダン・ビガーの活躍も決勝戦へ弾みをつけた。
12日に行われた準決勝もうひと試合は、ハイネケンカップ(欧州クラブ戦最高峰)との2冠を狙うレンスター(アイルランド)が、19−15でグラスゴー・ウォーリアーズ(スコットランド)に勝利。3年連続の決勝進出を決めるとともに、4季ぶり3度目のセルティック王座に王手をかけた。
CTBブライアン・オドリスコルは膝を故障中で、FBロブ・カーニーは背中を痛めているため、バックラインの主力選手2人を欠いたレンスターだったが、SOジョナサン・セクストンのブーツでコンスタントに得点を重ね、後半66分にはWTBデイヴィッド・カーニーにトライが生まれて勝負を決めた。16点差をつけて迎えた終盤に2度ゴールラインを越されたものの、大事には至らず、優勝に前進している。
この結果、今季セルティックリーグの決勝戦は「レンスター対オスプリーズ」という組み合わせになった。両チームは2010年にもファイナルステージで対峙しており、そのときはアウェイに乗り込んだオスプリーズが勝っている。2年ぶりの頂上決戦が行われるのは5月27日で、今回もレンスターのホーム(ダブリン/RDSアリーナ)が舞台となる。