NTTコム退団の名将ペニーが豊田自動織機HCに就任! 「シャトルズを最高レベルに持っていく」
NTTコミュニケーションズシャイニングアークスでの5年間の指導を終えたニュージーランド出身の名将、ロブ・ペニーが次の挑戦の場所に選んだのは、トップリーグ再昇格を目指す豊田自動織機シャトルズだった。
「この度、豊田自動織機シャトルズの一員となることができ、大変名誉なことだと思っており、非常に楽しみでもあります」
かつて、母国の最高峰大会でカンタベリーを4度優勝に導き、アイルランドのマンスターでヘッドコーチを務めた2013-14シーズンに欧州3大リーグのひとつであるプロ12(現 プロ14)の年間最優秀コーチに選ばれたペニーは、日本を去ってスカーレッツ(ウェールズ)の指揮官に就任するのではないかという噂もあったが、来季も日本ラグビー界で手腕を発揮することとなり、トップチャレンジリーグに降格した豊田自動織機シャトルズの強化に取り組む。
チームは3月上旬から新シーズンへ向けて体づくりを始めており、4月からはペニー新ヘッドコーチのもとで本格的に始動する。
「私は、シャトルズはトップレベルで戦っていけるポテンシャルを持っていると考えています。そして、シャトルズを最高レベルに持っていくことを目標に頑張っていきます。まずはハードワークをすることで、トップチャレンジリーグで結果を出します。やるべきことはたくさんありますが、会社やファンのサポート、そして選手たちの頑張りにより、豊田自動織機シャトルズのプライドを取り戻し、もう一度トップリーグでプレーできると信じています」
そう意気込みを語ったペニー ヘッドコーチを支えるスタッフには、三菱重工相模原ダイナボアーズでスクラムコーチを務めていた伊藤雄大がFWコーチとして新たに加わり、宗像サニックスブルースで選手生活を終えた元日本代表のブライス・ロビンスがBKコーチに就任する。
選手では、東芝ブレイブルーパスを退団したSH藤原恵太、JR九州サンダースなどでプレーしたHO南友紀、天理大出身のFL由良祥一とWTB久保直人、九州共立大の主将だったSH石田圭祐、カンタベリー大出身のSO渡邊晃生が新加入する。
なお、シャトルズに2年在籍した元日本代表PRの川俣直樹は退団が決まった。