エディーJAPAN 発進！　13トライ完勝、10名初キャップ　

　2012年のアジア５カ国対抗・トップ５が今週末開幕し、28日に敵地アルマティでカザフスタン代表と対戦した日本代表は、13トライ11ゴールを奪い87−０で完勝した。

　2008年から始まった同大会で全勝４連覇中とアジアに敵なしの日本だが、世界的名将のエディー・ジョーンズ氏がヘッドコーチに就任して迎えた最初の公式戦ということもあり、世界ランキング30位の格下カザフスタン相手に前半から全力プレー。開始１分で代表デビューのCTB田村優（NEC）がトライを奪い先制すると、69キャップ目のベテランWTB小野澤宏時（サントリー）がハットトリック、2010年10月サモア戦以来のテストマッチとなった副将のFB五郎丸歩（ヤマハ発動機）は、２トライ11ゴールで32点をマークし、存在感を示した。
　なおこの試合で、CTB田村のほかに、PR長江有祐（リコー）、PR坪井秀龍（中国電力）、HO有田隆平（コカ・コーラウエスト）、FL望月雄太（東芝）、NO8伊藤鐘史（神戸製鋼）、SH藤井淳（東芝）、SH内田啓介（筑波大）、SO立川理道（クボタ）、CTB仙波智裕（東芝）といった10名が日本代表初キャップを獲得した。

　また、27日にドバイで開催されたオープニングゲーム「UAE（アラブ首長国連邦） vs. 香港」戦は、打倒・日本への闘志を燃やす香港代表が14トライの猛攻で85−10と大勝している。
　以上４チームに韓国を加えたアジアの５強は、５月26日まで熱戦を繰り広げる予定。日本の第２戦目の相手はUAEで、５月５日に福岡・レベルファイブスタジアムで対戦する。