国内 2012.01.28

NEC LO浅野 プレーオフ出場とジャパン狙う

NEC LO浅野 プレーオフ出場とジャパン狙う

 トップリーグで4位以内によるプレーオフ進出を射程圏内としていたNECは28日、残留争いの渦中にあるNTTドコモに19−28と敗戦(東京・秩父宮)。現行ルールとなった2006年度以降初の快挙は、次節に持ち越しとなった。32歳のLO浅野良太は、リーグ発足1年目の03年度マイクロソフトカップ(現プレーオフの前身)で優勝したチームを知る、数少ない1人。次節への決意を新たにし、自らも07年以来の日本代表入りを目指す。
 敗因のひとつに、ぬかるんだ芝の状態を挙げた浅野。「そういうなか、上手くキックを使ってエリアを取ることも大切になってくる」と今後の戦い方を提案した。今季はおもに若手や新外国人が活躍するなか、「今まで積み重ねてきた結果、プレーオフにリーチがかかっている。(多くのチームメイトにとって)未知の領域だけど、そんなチャンスがあるのはごく一部の選手だけ。今日、そこに行くのが難しいというのもわかったと思うけど、皆に喜びを味あわせてあげたい」。25日発売の『ラグビーマガジン3月号』で、来春から日本代表のヘッドコーチとなるエディー・ジョーンズ現サントリー監督に「日本のスピリットを教え、示すことのできる人間」と言及された。それについて本人は、「いちプレーヤーとしては嬉しい。現役である以上は日本代表を狙っている。頑張って選ばれたいと思います」と語った。
 NECは2月4日、近鉄との第13節に挑む(大阪・近鉄花園ラグビー場)。


(文・向 風見也)


 

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