国内 2012.01.28

東芝 LO大野 「いい意味で期待を裏切る」

東芝 LO大野 「いい意味で期待を裏切る」

 東京・秩父宮ラグビー場で22日にあったトップリーグ第11節で、それまで全勝のサントリーに21−18で勝った3位の東芝は、29日、同会場でリコーとの第12節に臨む。2011年ラグビーワールドカップ・ニュージーランド大会の日本代表でもあるLO大野均は、チームの連勝と来年度以降のジャパン再選を誓った。
 次戦の対戦チームに在籍するニュージーランド代表CTBマア・ノヌーとは、ワールドカップ以来の顔合わせとなる(2011年9月16日・ハミルトン/●7−83)。しかし「ノヌーどうこうより、攻撃力があるリコーに対して東芝のディフェンスがどれだけ機能するかにチャレンジしたい」と大野。「先週、全勝のサントリーに土をつけた。それで今週、下手な試合をしたら『東芝は勢いだけ』と思われてしまう。しっかり勝って、来週のパナソニック戦(2月5日・秩父宮での第13節)に向けて準備できれば」と語った。
 1月25日発売の『ラグビーマガジン3月号』では、日本代表新ヘッドコーチで現サントリー監督のエディー・ジョーンズが、東芝の象徴的存在の1人について言及。「’15年のロンドン大会(筆者注・2015年ワールドカップイングランド大会)ではおそらくプレーしません。しかし、チームのスタートに際しては、日本のスピリットを教え、示すことのできる人間は必要」と評価していた。大野自身はその記事を読んでいないとし、「名前を出してくれるのはありがたいですね。新しいジャパンがどういうチームになるかは楽しみ。そこでプレーをしながら見てみたい」と語った。今後は「まずは今シーズンいいパフォーマンスをして、春(新代表の始動時期である4月のメンバーリスト)に入って…。2015年は出られないかもということですが、そこはいい意味で期待を裏切れるよう頑張りたい」と考えている。


(文・向 風見也)


 

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