海外
2012.01.28
スーパーラグビー初V狙うシャークスに悪夢 ビースト3カ月離脱へ
テンダイ“ビースト”ムタワリラ
1996年からの南半球スーパーラグビー史で、決勝に3度進みながら一度も栄冠を獲得したことがないシャークス(南アフリカ)。偉大なリーダーであったHO/PRジョン・スミットがヨーロッパへ去ってしまったものの、2011年ワールドカップに出場した南アフリカ代表メンバー7名を中心に悲願の初優勝へ向けて準備を進めてきたが、スクラムの核となるはずだったスターPRテンダイ“ビースト”ムタワリラが、27日の練習中に右足首を骨折し、復帰まで約3カ月かかることが明らかになった。今季のスーパーラグビーは来月24日に開幕するため、大会前半の出場はほぼ絶望とみられる。
ジンバブエ出身のムタワリラは少年時代から力持ちで、その頃から「野獣」の愛称で親しまれてきた。彼がボールを持てば、スタジアムのシャークスサポーターは尊敬と期待を込めて、一斉に「ビーースト!」とかん声をあげる。2008年6月の代表デビュー以来、32キャップを重ね、2011年ワールドカップでは4試合(2試合先発)に出場した。