各国代表 2012.01.13

ラグビー記者はウエールズ主将に最高評価 HOバーンズは故障離脱

ラグビー記者はウエールズ主将に最高評価 HOバーンズは故障離脱

 2008年のグランドスラム達成以来、4年ぶりのシックスネーションズ(欧州6カ国対抗戦)優勝を目指すウエールズ代表だが、HOロイド・バーンズが首の故障により3カ月間のリハビリに入ることが判明し、ウォーレン・ガットランド監督を悩ませている。所属するニューポート・グウェント・ドラゴンズから「回復するまで少なくとも3カ月の治療が必要」との報告を受け、将来がある27歳の安全面を考慮して、シックスネーションズのスコッドから外さざるを得なくなった。その結果、怪我でワールドカップ出場はならなかった元主将のマシュー・リース(スカーレッツ)やリチャード・ヒバード(オスプリーズ)に代表復帰の光が差し込んできた。
 2011年ワールドカップで準決勝進出を果たしたレッドドラゴンは、国民的英雄のWTBシェーン・ウィリアムズ(オスプリーズ)が代表引退するなど、2015年に向けて新たなチームが発足する。新スコッドはまだ発表されていないが、23歳の主将サム・ウォーバートン(カーディフ・ブルーズ)を筆頭に多くの若手がワールドカップで台頭しており、2012年シックスネーションズで優勝争いに絡んでくるのは間違いない。ワールドカップ準決勝で勢い余ってレッドカードを受けてしまったウォーバートンだが、今週、ラグビーのライターズクラブ(RUWC)が選出する2011年度の大賞(パット・マーシャル メモリアル賞)に輝いており、優れたリーダーシップにも期待がかかる。
 ウエールズ代表は2月5日をダブリンで迎え、開幕戦でアイルランド代表と激突する。


 

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