イタリアは今年も大物食う！？　ホーム初戦のチケット販売５万突破

　昨年は、シックスネーションズ（欧州６カ国対抗）加入以来、初めて強豪フランスから金星を奪ったイタリア代表。数カ月後にニュージーランドで開催されたワールドカップでは、８強入りを期待されながらプール戦敗退に終わってしまったが、フランスのペルピニャンで指揮を執っていたジャック・ブルネル氏を新ヘッドコーチに迎え、気持ちを新たに2012年のスタートを切っている。
　２月４日のシックスネーションズ開幕戦では、敵地でフランス代表に挑むアズーリだが、翌週のホーム初戦は前王者イングランドが相手ということもあり、観戦チケットはすでに52,000枚売れていることが明らかになった。イングランドからのファンが購入したのはその内の約6500枚といわれており、国民の熱も高まってきている。
　昨年まではスタディオ・フラミニオ（ローマ）をホームとしてきたが、現在の32,000席から42,000席への増築を求めたイタリアラグビー協会とスタジアム所有者であるローマ市の折り合いが合わず、今年はサッカークラブのASローマとSSラツィオがホームとするスタディオ・オリンピコで試合をすることとなった。
　ちなみに、2009年11月に北部ミラノのサン・シーロで開催されたオールブラックス戦では、イタリアラグビー史上最多の満員８万人を集めている。