上海セブンズ 男子日本選抜3位 韓国代表3連覇達成
「HSBC アジア・セブンズシリーズ 2011」の幕開けとなった上海セブンズは28日、大会最終日を迎え、参戦していた男子7人制日本選抜は3位に終わった。プールBを2戦全勝で通過した日本選抜は、準々決勝でマレーシア代表を17-10で破ったものの、準決勝で香港代表に0-26と完敗。3位決定戦ではカザフスタン代表の挑戦を26-7で退け、辛くも銅メダルを獲得した。
男子は韓国代表が3連覇達成。プール戦で格下フィリピン代表に敗れるという波乱のスタートだったが、トーナメント戦で調子を上げ、決勝戦では延長の末に香港を22-17で破り、アジアランキングのトップに立った。シリーズ第2戦のボルネオ(マレーシア)大会は9月24日に開幕する。
また、中国、カザフスタン、タイ、香港の4チームによって争われた女子の部では、中国代表が優勝決定戦で、2010年アジア競技大会王者のカザフスタン代表を19-10で破り、栄冠を獲得している。
【アジア・セブンズシリーズ 総合順位】 ※ 第1戦・上海セブンズ終了時点
1.韓国 2.香港 3.日本 4.カザフスタン 5.中国 6.マレーシア
7.フィリピン 8.タイ 9.中華台北 10.UAE 11.スリランカ 12.モンゴル
延長までもつれた決勝戦でゴールデントライを決めた韓国代表のKim Gwong Min (写真協力/アジアラグビー協会)
【日本選抜 トーナメント戦結果】
■ 準々決勝: 日本選抜 17 (前半 10−5) 10 マレーシア代表
■ 準決勝: 日本選抜 0 (前半 0−14) 26 香港代表
≪日本選抜 出場メンバー≫
1.山内貴之(主将) 2.シオネ・テアウパ(後半4分 → 岩渕) 5.小澤大 6.久内崇史 7.豊島翔平
9.藤原健太(後半0分 → トゥキリ) 12.渡邊太生(後半5分 → 岩渕)
<リザーブ>
3.ロテ・トゥキリ 4.岩渕健輔 8.坂井克行 10.望月諒 11.佳久創
■ 3・4位決定戦: 日本選抜 26 (14−7) 7 カザフスタン代表
≪日本選抜 出場メンバー≫
1.山内貴之(主将) 2.シオネ・テアウパ 3.ロテ・トゥキリ(後半6分 → 藤原) 5.小澤大 6.久内崇史
7.豊島翔平(後半7分 → 岩渕) 12.渡邊太生(後半5分 → 望月)
<リザーブ>
4.岩渕健輔 8.坂井克行 9.藤原健太 10.望月諒 11.佳久創
●日本選抜 村田亙 監督 コメント
今年こそはと、これまで逃していたこの大会での優勝を目指し臨みましたが、準決勝で香港に敗れてしまいました。1日目で怪我人が出てしまい、思ったような戦いをすることはできませんでしたが、3位を死守したことは来年につながっていきます。また今回、久内選手(尾道高校3年)がチームが選ぶMVPとなり、若い選手の活躍は今後につながると思います。ほかの選手にもいい刺激を与えてくれました。
今年は訪問した日本人学校の皆さんや、上海のたくさんの方に応援していただいたことは大変ありがたかったです。関係者の皆さんにはこの場を借りて、感謝を申し上げます。