海外
2017.04.27
日本代表元主将のリーチ、W杯見据え2019年は「もちろんサンウルブズで」
2015年のラグビーワールドカップで日本代表をけん引して歴史的快挙を遂げた闘将、リーチ マイケル(28歳)が、2019年に日本で開催されるワールドカップへ向け、将来的にサンウルブズ(スーパーラグビーの日本チーム)に加入する考えを明らかにした。
ニュージーランドメディアの『Stuff.co.nz』などが26日に報じており、「2019年にはもちろん、サンウルブズでプレーしているだろう」と語っている。
リーチは現在、東芝ブレイブルーパスに籍を置きながら、サンウルブズも参戦している南半球最高峰リーグのスーパーラグビーでは母国ニュージーランドのチーフスに所属しており、2015年3月にデビューして以来、優勝2回を誇る強豪チームでこれまで29試合に出場し、背番号8を不動のものとしている。
信頼を集めるハードワーカーであり、優れたリーダーシップも持つリーチはチーフスにとっても大事な戦力だが、来年については交渉中であると現地メディアは報じている。言い換えれば、2018年のスーパーラグビーからサンウルブズでプレーする可能性もある。
2019年ワールドカップで初のベスト8以上を目指す日本代表のジェイミー・ジョセフ ヘッドコーチは、今年1月の会見で代表選考について「サンウルブズの選手から選ぶことを突き詰めたい」と語り、サンウルブズに所属しない選手も排除はしないが、2019年ワールドカップの日本代表スコッドは連携するサンウルブズの選手であるべきという考えを明確にしている。
2015年のワールドカップ後、怪我や心身の疲労などを理由に日本代表のジャージーから遠ざかっているリーチだが、2019年のビッグチャレンジへ向けて、日本のトッププレーヤーが同じスーパーラグビーチームでまとまって強化していくことが重要だという考えは指揮官と同じで、「それ(2019年ワールドカップ)を見据えるなら、代表チームをつくっていくためにスーパーラグビーを活用することは大きなビルディングブロック(強化への積み重ね)となる」と語っている。
去就が注目されるリーチだが、いまは4年ぶりのスーパーラグビー制覇を目指すチーフスの戦いに集中する。そして、チームは今週土曜日(4月29日)に地元ハミルトンで、サンウルブズと初対戦する。