クボタスピアーズ船橋・東京ベイが新シーズンへ始動。新戦力キーラン・ヴァンスターダンは“日本式スクラム”アジャストへ意識
リーグワン ディビジョン1のクボタスピアーズ船橋・東京ベイが2026-27シーズン開幕に向けて始動し、8月18日の練習をメディアに公開した。
2季連続で惜しくも準優勝に終わったスピアーズ。4季ぶりの王座奪還をねらう新シーズンは前日の17日に初練習をおこない、チームビルディングを開始した。
始動2日目のトレーニングはユニットに分かれ、一足早くFWがピッチに登場。ラインアウト、スクラムのスキルアップやレスリングのように組み合いパワーを競う練習メニューがおこなわれた。BKはタッチフットなどを実施。昨季途中の4月に右足首を負傷したSH藤原忍も軽快に体を動かしていた。
11季目の指揮を執るフラン・ルディケHCは、リーグワン創設5シーズンで3度も決勝に進出したチームの「パフォーマンスの一貫性」に手応えを示す。一方で優勝を勝ち取るためには、攻守の強度やモール、スクラムといった従来の強みも「向上する必要がある」と今後の強化プランを展望した。
タイトル獲得を目指す今季はコーチングスタッフの人員を増強し、6名のアシスタントコーチ(AC)体制を敷く。昨季退団したスコット・マクラウド氏に代わり、守備担当ACに就任するジェームス・レンチース氏は、35歳の若さでニュージーランドのカンタベリー、U20NZ代表でACを務めた実績を有する指導者だ。クラブOBでもある元サモア代表HCのセイララ・マプスア氏はスキル担当ACに就き、チームスキルの底上げを目指す。
プレーヤーは4名の新戦力が加入する。すでに合流しているのは、ニュージーランド出身のタイトヘッドPRキーラン・ヴァンスターダンとオーストラリア出身のLOベイリー・トゥルーの2名。
キーラン・ヴァンスターダンは、山村亮AC指導のもと日本の「低い」スクラムへの対応に取り組んでいる。NZとは「スクラム自体が違う」ため組み方や体の使い方の調整が必要となるが、「日本の低さに対応できればプロキャリアにも活かせる」と、プレーヤーとしての成長を見据えアジャストへの前向きな意識を示す。
ラグビーリーグ(13人制)出身のベイリー・トゥルーは、ユニオン(15人制)転向後アウトサイドBKを務めていたほどの脚力を有する。スピアーズでは201センチの長身を生かせるLO/FLに挑戦し「ハードワークして、スペシャリストのような選手になりたい」と意欲を示した。




