国内 2026.01.05

【第105回全国高校大会】準決勝第2試合、桐蔭学園がロスタイムの猛攻で大阪桐蔭との死闘制す。

[ 編集部 ]
【第105回全国高校大会】準決勝第2試合、桐蔭学園がロスタイムの猛攻で大阪桐蔭との死闘制す。
最後のトライの瞬間。あまりにも劇的な結末に、花園ラグビー場は騒然とした空気に包まれた(撮影:牛島寿人)

■第105回全国高校大会 準決勝
1月5日@東大阪市花園ラグビー場(大阪)
【桐蔭学園 24-21 大阪桐蔭】

 全国選抜大会王者の桐蔭学園と、サニックスワールドユースを制した大阪桐蔭の対戦となった準決勝第2試合。前回大会の準々決勝でも熱戦を繰り広げた東西の横綱の激突は、大会史上に残る死闘となった。

 14時30分にキックオフされたこの一戦。先に主導権を握ったのは紺のジャージーの桐蔭学園だった。

 立ち上がりからグラウンドいっぱいを使ってテンポよくボールを動かしチャンスを作ると、開始5分に右大外のオーバーラップを仕留めてWTB鈴木豪のトライで先制。その後、大阪桐蔭も相手陣に攻め込む場面を作ったものの、桐蔭学園はしぶとくボールに絡んでペナルティをもぎ取り、陣地を挽回する。

 28分には中盤のハイボールからラックを乗り越えてターンオーバーに成功し、そのままたたみかけてPR喜瑛人がフィニッシュ。10-0とリードを広げて前半を折り返した。

 迎えた後半。チャンスを作りながら取りきれないシーンが続いていた大阪桐蔭が、ついに桐蔭学園の防御網を破る。

 4分、中盤のスクラムから右オープンへ展開し、あざやかなムーブでFB吉川大惺がクリーンブレイク。外につないでWTBモレノ経廉ザンダーが右中間に飛び込む。

 3点差に詰め寄られた桐蔭学園は、14分に肩を負傷したHO堂薗尚悟キャプテンが交代するアクシデント。対照的に勢いに乗る大阪桐蔭は、17分にゴール前のラインアウトでこぼれ球をキャッチしたLO冨永竜希がなだれ込み、FB吉川のゴール成功で14-10と逆転に成功する。

 もちろん桐蔭学園も負けてはいない。22分、ゴール前のラインアウトからFWがパワー勝負を挑み、PR喜が力でねじ伏せてトライ。17-14とふたたび前に出た。

 しかし大阪桐蔭もたくましかった。ディフェンスで懸命に体を当て続けて26分にハーフウェー付近でマイボールスクラムのチャンスをつかむと、BKのサインプレーでこの日はCTBに入った須田琥珀が突破。外をサポートしたFB吉川が右コーナーに飛び込み、土壇場で21-17とゲームをひっくり返す。

後半17分、26分と2度の逆転トライを挙げ、勝利に肉薄した大阪桐蔭だったが…(撮影:牛島寿人)

 ただ、本当のクライマックスはここからだった。中盤で時間を使う大阪桐蔭が痛恨のノックフォワードでボールを失うと、桐蔭学園はそのスクラムから粘り強くアタックを継続。プレーが切れれば試合が終わる緊張感の中、21フェーズを重ねてゴール前に迫る。

 最後はまたしてもPR喜が相手のタックルを突き抜けて中央にグラウンディング。劇的な逆転トライで桐蔭学園が24-21で勝利し、3連覇に王手をかけた。

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