【関東大学リーグ戦】関東学大がBPを得ての勝利で暫定3位に浮上。日大は最下位に沈み中大との入替戦へ
■関東大学リーグ戦1部
11月29日@AGFフィールド(東京)
【東洋大 52-28 関東学大】
11月29日、関東大学リーグ戦1部の最終節がAGFフィールドでおこなわれ、関東学大が日大を52-28で破った。勝ち点を26に伸ばした関東学大は暫定3位に浮上。14年ぶりの大学選手権出場に望みを残した。敗れた日大は最下位でリーグ戦を終え、2部1位の中大との入替戦に臨む。
大学選手権出場へ向け、勝ち点を1点でも多く積み上げたい関東学大は序盤から気迫を見せる。相手のボールキャリアに対し鋭く体を当てて、たびたび反則を誘発。前半5分にはSH蠣﨑琳二が先制トライを奪った(7-0)。
その後はラインアウトでプレッシャーをかけ、空中戦を支配。17分のFL庄司晴太、26分のLO上田倫太郎のトライへとつなげた。
0-19と大きくリード許した日大は32分、今季リーグ戦で初めてCTBで起用されたサミぺ二・オツコロが一矢報いる。「BKのゲインラインの攻防がカギ。CTBでゲインを切りたかった」という稲田仁監督の期待に応える快走。鮮やかなステップをまじえて約50メートルを走り切り、左コーナーに飛び込んだ(7-19)。
その3分後、ラインアウトモールを起点にサイドを巧みに突いた、関東学大HO丸尾瞬が左中間にボールを押さえる。26-7と、ふたたびカントーがリードを広げて迎えた後半はゲームの様相が一変。一進一退の攻防が繰り広げられる。
3トライ差以上の勝利でボーナスポイント(BP)を拾いたい関東学大に対し、日大は5分、敵陣中盤のラックからNO8尾形仁が抜け出して中央を突破。サポートに入ったSH宮嵜純平がポスト脇に飛び込み、再度2トライ差に追い上げる(14-26)。
14分には、上田のこの日2本目のトライで関東学大が33-14と突き放すも、日大は直後にターンオーバ―ボールを有効に使い、右のオープンスペースを攻略(21-33)。互いに譲らない展開が続く。
その後1トライずつを奪い合い、38-28と10点差まで追い上げられた関東学大だが、最終盤に意地を見せた。
40分、ラインアウトモールから丸尾がハットトリックとなるトライを決めると、ロスタイムにはSH室伏勘太が続き、スコアは52-28に。最終的には4トライ差をつけて粘る日大を振り切った。
この勝利により関東学大はBPを得て勝ち点を26に伸ばした。順位も同24の流経大を抜き、暫定ながら3位に。流経大は11月30日におこなわれる東海大戦を勝利、または引き分けで終えれば、ふたたび関東学大を勝ち点で上回り3位が確定。もし敗れれば4位となり、関東学大の14年ぶりの大学選手権出場が決まる。
POMに選ばれた共同主将のラリー・ティポアイ-ルーテルは、「最善は尽くしました。あとは祈るだけです」と正直な気持ちを明かした。
一方、全敗でリーグ戦を終えた日大だが、懸命に食い下がって4トライを奪取。稲田監督も「最後まで気持ちが切れなかった」と、一定の手応えを得た様子。「チャレンジャーの意識で2週間準備をしたい。成長すれば次につながる」と、12月13日に予定される中大(2部1位)との入替戦を見すえた。



