アルゼンチン代表が攻撃力発揮し7トライ、イエローカード2枚のウエールズに快勝。
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11/16(日)午前2:15「ウェールズvs日本」生中継
■キルター・ネーションズシリーズ
11月9日@プリンシパリティ・スタジアム(カーディフ)
【アルゼンチン 52-28 ウエールズ】
世界ランキング12位のウエールズ代表がホームで、同8位のアルゼンチン代表“ロス・プーマス”と対戦したテストマッチ。互いにシリーズ緒戦で、仕上がりとパフォーマンスが注目された。
先制はアルゼンチン。前半7分、ラインアウトを起点にPRペドロ・デルガドが右中間を押し込みトライ(G)。さらに10分、WTBマテオ・カレーラスが左サイドを抜け出して前方へキック、SOジェロニモ・プリシカンテッリがつかんで2本目のトライ(G)をマークし14点のリードを奪った。
追うホームのウエールズもすぐに反撃。15分にWTBトム・ロジャーズが中盤を突破すると、素早くFLジャック・モーガンにつないでSHトモス・ウィリアムズがフィニッシュ。SOダニエル・エドワーズのコンバージョンも決まり7点を返すと、21分にはトライライン前で奪ったペナルティからクイックタップで仕掛け、2フェーズ目でHOデヴィ・レイクがトライゾーンに突っ込み同点に追いついた。
ところが27分にウエールズのCTBベン・トーマスがブレイクダウンで相手にキックしてイエローカードを受けると再び流れはアルゼンチンへ。31分のPGで勝ち越した後の38分、トライライン目前のポイントからSHシモン・ベニテス=クルスがショートサイドを突いて飛び込みトライ(G)。さらに直後のキックオフカウンターでFLパブロ・マテーラが突破から左前方へキックパスでつなぎ、マテオ・カレーラスが相手2人を振り切りトライ(G)。アルゼンチンが31-14とリードしてハーフタイムを迎えた。
アルゼンチンは後半開始直後の4分に右サイドへの展開からWTBバウティスタ・デルグイが相手を振り切ってトライ(G)、7点を追加し試合を優位に進める。
ウエールズはトライ直前のプレーでSHトモス・ウィリアムズがノーボールタックルでシンビンとなり再び数的不利に陥るが、直後に約2年ぶりにテストマッチの舞台に復帰したWTBルイス・リース=ザミットを投入。14人で圧力をかけ徐々に前進した14分、Hポール手前のペナルティからタップキックでFLジャック・モーガンが飛び込んでトライ(G)。7点を返した。(21-38)
しかしウエールズはこれ以上ビハインドを縮めることはできず。33分にラインアウトを起点とした中央への展開で、SHからパスを受けたFBブレア・マレーが飛び込みトライ(G)をマークするも、アルゼンチンは残りの時間で2トライ2ゴールを重ねた。
最終スコアは52-28、トータル7トライを奪う攻撃力を見せつけたアルゼンチンが勝利を手にした。
アルゼンチンはエディンバラに場所を移し、16日にスコットランドと対戦する。敗れたウエールズは15日、プリンシパリティ・スタジアムに日本を迎えて今年3度目のテストマッチを戦う。※日程は現地時間



