フランス帰りのテビタ・タタフは「また桜のジャージーを」。代表復帰へ意欲。
テビタ・タタフが帰ってきた。
今夏まで約2年間、フランスのボルドーでプレーし、12月からのシーズンに向けては古巣の東京サントリーサンゴリアスへ復帰した。
11月8日には都内で、リコーブラックラムズ東京とのプレシーズンマッチに途中出場。イエローカードをもらう場面もあったが、随所に力強い突進を披露した。
「この(リーグワン1部相当の)レベルでプレーできてよかった。ミスや(連係が)合わないところもあったけど、次に向けて修正できる」
身長は公式で183センチ。体重は自己申告で「120キロ」。2020年のウイルス禍の頃には「140キロ」で、フランス時代も「127キロ」はあったというウェイトを、最近ではかなり絞っている。
クラブの最新のアナウンスによれば「119キロ」。いずれにせよ、フランス挑戦前よりもシャープな印象だ。
日本特有の速い展開に適応すべく、29歳にして肉体改造に着手する。
「いいパフォーマンスを出せるような準備をします」
ボルドーでは初年度から持ち味を発揮。移籍2年目こそ怪我の影響で出番が限られたものの、自信はつけられた。
「プレー、フィジカルをレベルアップできたかなと。(対戦相手が)強いし、でかいから、自分もやらないと…と思いました」
視線の先には国際舞台を見据える。日本代表で積み上げたキャップは20。いまは2024年11月以来の代表復帰を目指す。
「また桜のジャージーを…。代表に選ばれるように頑張りたいです」
エディー・ジョーンズヘッドコーチに発破をかけられる。
「しっかりリハビリとコンディショニングをしてきて、と言われています」
この日は複数の主力候補を並べたサンゴリアスが、若手主体のブラックラムズに28-14で勝った。カムバックした大器は、「前にいた時の選手もまだいて、新しいメンバーもいる。楽しいですね」と微笑む。



