南アフリカ代表スプリングボクスがフランスに完勝。前半終了間際に退場者出すも、後半3トライ奪い逆転。
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■キルター・ネーションズシリーズ
11月8日@スタッド・ド・フランス(サン=ドニ)
【南アフリカ 32-17 フランス】
世界ランキング5位で今年のシックスネーションズ王者・フランス代表と同1位のW杯王者・南アフリカ代表“スプリングボクス”の対戦。2023年W杯フランス大会・準決勝以来の再戦で、この時は29-28で南アフリカが死闘を制した。
リベンジに燃えるフランスは前半4分、左への展開でボールを受けたFBトマ・ラモスが切り返して右へスライドしながらキックパス、トップスピードでキャッチしたWTBダミアン・プノーが走り切りトライ(G)。FBラモスのコンバージョンも決まり7点を先制した。
ここからペナルティが増えたフランスに対し、南アフリカはSOサシャ・ファインバーグ=ムンゴメズルがショットを2本決めて1点差に迫る。
20分を超えて攻勢を強めたフランス。27分に左サイドのラインアウトから右に素早く展開、大外でパスを受けたWTBプノーが2本目のトライを奪い7点を追加しリードを広げた。
追う南アフリカは33分、SHコーバス・ライナーがラックから持ち出すと裏へのショートパントを自らつかんでグラウンディング。再び1点差に迫った。(14-13)
ところが前半終了間際に南アフリカのLOルード・デヤハーがヘッドコンタクトでレッドカードを受ける。20分経過後にリザーブからプレーヤーを補充できない「フルレッドカード」の一発退場で、南アフリカは後半40分間を14名(以下)で戦うことになった。
数的有利のフランスは攻勢をかけるが、南アフリカの強固なディフェンスが前進を阻む。19分のPGで3点を追加するも、23分にWTBルイ・ビエル=ビアレがデリバレイトノックフォワードでイエローカードを受けると流れは完全に南アフリカへ。直後の25分にラインアウトモールからトライを奪い、1点リードで逆転した。(18-17)
31分にはラインアウトモールから近場を抜けたSHグラント・ウィリアムズがトライ(G)をマークしリードを広げた。37分にはSOファインバーグ=ムンゴメズルが大きく速いスワーブで右サイドをクリーンブレイクしてトライラインを越えた。
トータルスコアは32-17。数的不利を感じさせない強さを発揮した南アフリカがフランスを制し、キャプテンFLシヤ・コリシの通算100キャップ記念試合に勝利の花を添えた。




